伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2017年10月13日、利用企業が人工知能(AI)技術を使いやすくするハイブリッドクラウド環境「CTC Integrated AI Platform Stack(CINAPS:シナプス)」の提供を開始した。AIが使うデータの準備、学習データの加工、データを効率的に運用できるアプリケーション開発など、AIの導入から運用までに必要な道具立て一式を提供する。CTCは今後3年間でシナプスを含むAI関連ビジネスで50億円の売り上げを目指す。 シナプスは、企業がAI活用を始める際に必要となるデータを効率的に処理するところから、実際にAIでデータを運用するまでをパッケージにしたのが特徴。AI活用の大前提となるデータ処理は、「思った以上に難易度が高い。どうやってデータを扱うのか、加工方法はどうするかといった点に苦慮する」(同社の照井一由エグゼクティブエンジニア)。C