村田製作所は12月5日、ナビゲーションシステムなどの車載機器や産業機器向けの高性能加速度センサ「SCA3300シリーズ」を開発したと発表した。 現在、生産設備の精度向上やインフラ設備の設置、建機/農機などにて、より高精度に傾き(重力加速度)を検知するニーズが高まってきている。また自動車のより一層の安定走行実現のため、高精度な慣性力センサが要求されている。村田製作所では、こうしたニーズに応えるため、高性能加速度センサSCA3300を開発した。 新製品は、オフセット温度依存性15mg、オフセット安定性10mg、感度の温度エラー0.3%など、傾斜計測用MEMSセンサとして、全特性項目で業界最高レベルを達成している。 SCA3300シリーズは、2017年1月よりMurata Electronics Oy(ムラタ・フィンランド)にて量産開始を予定している。 《纐纈敏也@DAYS》