ポーランド・ポズナニ(Poznan)で、ナチス・ドイツの独裁者アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)の写真を使い、「ポーランド人に中絶を持ち込んだのは1943年3月9日のヒトラーだ」と、中絶禁止を呼び掛けるポスター(2010年3月3日撮影)。(c)AFP/ADAM CIERESZKO 【7月4日 AFP】ポーランドで、望まない妊娠や母体へのリスクが大きい場合であっても中絶を全面的に禁止する動きが進んでいる。 ポーランドは現行でも欧州でも最も厳しい中絶禁止法を導入しており、性的暴行の被害者や、近親間の妊娠、母体に危険が及ぶ場合、胎児に先天的異常がある場合にのみ、中絶が認められている。 新たな法案は、これらの例外を撤廃し、中絶を全て禁止するという内容だ。法案を提出したのは中絶反対の活動家だが、保守派の野党と連立与党の右派リベラル政党の支持層から45万人の支持署名を集めている。 ポーラン