昨年12月に発売したプラスチック製のシート状タワシ「プラタワ」が早くもヒットの兆しを見せている。ベランダや玄関用の人工芝マットを製造するテラモト(大阪市)が、人工芝マットのブラシのような形状から「床材ではなく清掃グッズに使えないか」と着目。デザインコンサルティング会社アッシュコンセプト(東京都台東区)と共に開発した製品だ。予約だけで3000枚以上の申し込みがあり、最初の1カ月で8000枚を出荷。月販5000枚を想定していたが、1月も1社で4000枚の一括オーダーがあったという。 開発で最も苦心したのは硬さの調整。既存の人工芝マットをカットしただけでは硬すぎて握りにくいが、軟らかすぎても汚れをかきとる機能が低下する。またキッチンで使う場合の耐熱性や食品への影響、価格なども考慮し、20以上の素材でテストを繰り返した。さらに手で握りやすく、広い面洗いやすく、平面にも曲面にも対応できるデザインやサ