PCの前から動かずに仕事をする時間が圧倒的に増え、近年は座り過ぎによる健康リスクの増大が問題視されている。日本人は世界の中でも座る時間が最も長いという報告もあるほどで、それだけリスクも懸念されている。そんななか、コクヨが“座るを解放する”をコンセプトにした、座っている状態でも体の動きを止めない椅子「ing」を開発し、2017年11月7日に発売。売り上げも好調だという。 「座りすぎ対策としてオフィス家具業界ではスタンディングデスクを提案してきた。しかしそもそも座ることが悪いのではなく、同じ姿勢を取り続けることに問題の原因がある」と考えた同社。座面が体の微細な動きに合わせて360度自然にスイングしブランコのように重力で座面を揺らせる「グライディング・メカ」(特許申請中)を開発。これまでにも座面を動かせる椅子はあったが、前後のみなど一方向のみ動くものが大半だった。 同社と慶應義塾大学スポーツ医学
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