ポスターでは、将軍に熱い忠誠心を持ち彰義隊に加わった柳楽優弥演じる極と、養子先から追い出され行くあてもなく赴くままに入隊した瀬戸康史演じる柾之助の対比を、2人の表情と「腹は決めた。心は迷っていた。」のコピーで表現。そして岡山天音演じる幼馴染・悌二郎が、2人の行く末を心配そうに見つめている。 映画「合葬」は9月26日に公開。「カントリーガール」の小林達夫が監督を、「天然コケッコー」の渡辺あやが脚本を務め、幕府の解体に反対し戦った“彰義隊”の若き隊士たちの姿を描く。
きのう5月9日より、原恵一監督のアニメ映画「百日紅(さるすべり)~Miss HOKUSAI~」の公開が全国で始まった。原作は杉浦日向子のマンガで、江戸時代の浮世絵師・お栄(画号は応為)とその父親・葛飾北斎を中心に物語が展開する。 今回の映画でお栄と北斎を演じるのは杏と松重豊だ(おや、月9ドラマ「デート~恋とはどんなものかしら~」の父娘ではありませんか)。 原作者の杉浦日向子が2005年に46歳で亡くなってから、今年でちょうど10年が経つ。そのためか、『百日紅』のほか、今秋には『合葬』の実写映画版(小林達夫監督、渡辺あや脚本、柳楽優弥・瀬戸康史主演)の公開が予定されるなど杉浦作品の映画化の企画があいついでいる。 この機会に、原作の『百日紅』を十数年ぶりに再読した。1980年代に雑誌に連載されたこのマンガは、全30話それぞれが独立した連作である。現在出ているちくま文庫版では、上巻に「其の一」か
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