20日午前7時20分ごろ、堺市西区浜寺公園町3丁の民家の庭で、女性2人が倒れていると、近くの住民から119番通報があった。大阪府警の発表によると、隣の家に住む肥田本(もと)さん(93)と長女の美保さん(71)で、病院で死亡が確認された。自宅に本さんが書いたとみられる遺書があったことから、西堺署は2人が隣接するマンションから心中を図って飛び降りたとみて調べている。 同署によると、隣接するマンション4階の通路の手すりに乗り越えたような跡があった。自宅には「本も美保も具合が悪くなるばかりで、死んだ方がましです」と書かれた遺書があった。末尾に2人の名前が書かれており、長男が確認したところ、本さんの筆跡だったという。 捜査関係者らによると、本さんは脳などの病気を患い治療中で、美保さんも数十年間、精神の不調に悩み治療を受けていた。近所の人らによると、本さんと美保さんは2人暮らしで、本さんの夫が十数