印刷 東京都小金井市の佐藤和雄市長(54)は1日、市長選でごみ処理の委託費用などを「ムダ使い」と主張して混乱を招き、ごみ処理のめどが立たなくなったとして、市議会議長に辞職願を提出した。 同市はごみ処理の既存施設が老朽化によって停止。可燃ごみの処理を周辺自治体などへの委託でしのいできた。佐藤市長は初当選を果たした今年4月の市長選で、委託費を含むごみ処理費用を「ムダ使い」と主張したため、周辺自治体と関係が悪化。佐藤市長は就任後の5月以降、周辺自治体や衛生組合に対し、謝罪や支援要請を続けてきたが、新たな引き取り先が確保できていない状況が続いていた。 市によると、市で年間に見込まれる可燃ごみは1万3500トン。現段階で年度内の引き取り先が確保できているのは8千トンだけで、11月中旬にはその8千トンに達する見込みだという。 関連リンク東京都のニュースはMY TOWN東京でも