『母さん、ごめん。』の著者、松浦晋也さんと、NPO法人「となりのかいご」の代表理事、川内潤さんが、松浦さんがお母さんを介護した現場である、ご自宅で「会社員の息子が母親を介護する」ことについて、語り合います。最近、自分の母親についきつく当たってしまいがちな担当編集者のYも絡みます。 Y:うちの母親は今のところ認知症ではないようなのですけれど、年齢なりの老化で、ちょっとしたことが覚えておけなくなっているんです。でも、それ以上に自分が驚いているのは、自分自身の母への態度なんです。 川内:といいますと? なぜ母親に辛く当たってしまうのか Y:自分でいうのもなんですが、普通にいい息子だったはずが「母親に対して、何でこんなに攻撃的になるんだろう」と。そう思うことが、特にこの2~3年ぐらいよくあって。「俺って何て非人間的な、親不孝な人間なんだろう」ぐらいに思えてくるんですよ。 川内:ああ、なるほど……。
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