福島第一原発の事故で被害を受けた個人に対する賠償について、東京電力は11日までに仮払いを終え、12日から本補償の受け付けを開始しました。 受け付けが始まったのは、3月の事故発生日から8月までの個人の損害についてです。これまでに仮払い実績のある約6万世帯を中心に、賠償金請求書が12日に発送されました。東京電力では請求書の提出を待って、10月以降、避難にかかった費用や肉体的・精神的損害などに対する補償に応じることにしています。12日の個人を皮切りに、今後、農林漁業といった個人事業主や企業などへの補償も本格化することになります。