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ブックマーク / blogs.itmedia.co.jp/natsume (6)

  • ゾンビ世代:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    うちの息子たちも、もはや30と38になるのだが、少し前に一緒に話していたら、二人ともホームセンターに行くとテンションが上がり、いろんなグッズを見ては「これならゾンビと闘えるな」「どうやって頭をつぶすか」などと考えるのだとか。彼らの世代では、それがふつうらしい。学生にもちょっと聞いてみたら「そりゃそうでしょう」と答えた人もいた。そもそも「もしゾンビが襲ってきたら」とか、そういう想定自体したことがないので、ちょっと驚いた。でも、ゾンビって頭半分いかれても動くので(映画にもよるけど)、頭ごと飛ばすか、両足ぶったぎるしかない。なので、チェンソーが効果的ではあるが、そうそうそこらにはない。それに多分何度も使ってるといろんなもの詰まって動かなくなる気もする。僕個人としては、手近にありそうだとすれば、金属バットで頭飛ばすのがいちばんのように思えるのだが、彼らはそんなふうに、いろんな道具をみては、それをど

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  • さそうあきら『ミュジコフィリア』完結:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    さそうあきら『ミュジコフィリア』は、現代音楽をやっている若者たちの話で、僕はといえば現代音楽には全然興味がない。けれども、この作品は面白い。現代音楽を作ったり聴いたりする場面を読むと、登場人物たちの体験している「音」や「音楽」を疑似体験できる。音楽は体の中に育っていて、流れている、という実感が、マンガの読みを助けてくれる。さそうあきらは、人が何かを表現してしまって、それを共有したり反発してしまうことを描いている。それを人間関係や社会の中でいきかう「音」の体験として物語化している。現代音楽という、あまりなじみのない世界を描きながら、それに興味を持たない人間にも感動というものをさせてくれる。さそうあきらのマンガは、稀有だと思う。

    さそうあきら『ミュジコフィリア』完結:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
  • フランスで鳥山明についての本が:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    http://www.12bis.com/bande-dessinee/akira-toriyama 出ました。ジャーナリストが書いたもので、今年、イズミノさんと一緒に取材受けました。 著作の中で活かして引用されるようなものだと思っていたら、僕の話のページがあるんでした。 でも、フランス語なので、読めましぇんが。

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  • 吉田秋生『海街diary4 帰れないふたり』:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    吉田秋生『海街diary4 帰れないふたり』(小学館)。 もう、僕が何かいう必要はないですが、いいです。 しみじみと、人の生きにくさや優しさやいきかいが心に染み込んできます。 どうしようもなさやあきらめ、も。 気遣われることの幸せと、同時に、責められているような苦しさとか。 こういう作品があるって、すごくいいですね。 僕にとっては、1巻で、継母の元にいた四女のすずに、鎌倉に帰る三姉妹がかけた言葉、「あたしたちと一緒に暮らさない?」がすごくいい言葉として残っているんだけど、それ自体は日常的な言葉なので、それだけとってきてもよさがわからない。そういう作者の距離感が好きですね。ときに、すぅっと抜けのある余白を使って、重くなりがちな主題を軽やかに読ませる距離感も。 海苔のかかった「しらすトースト」がうまそうです。いたい。 ジンジャー・ミルクティは想像がつくが、「しらすトースト」と一緒にするとどう

    吉田秋生『海街diary4 帰れないふたり』:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2011/08/17
    うん。「だって、それ、どうしようもないし」という出来事を受け入れる力、というか。でも、ひとりじゃないってのがいいな、と。まぁ、生きてることが正義。
  • 昭和漫画館青虫に行ってきました:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    3~5日にかけて、東京から車二台でゼミ有志の合宿旅行。福島県は只見の「昭和漫画館 青虫」(青林堂の「青」と手塚治虫の「虫」なんだとか)に行ってきました。さすがに片道6時間の車移動はしんどかったですが、青虫は素晴らしかった。まず環境がいい。山に囲まれ、きれいな小川が流れ、空気が澄んで風がさわやか。日中の温度は東京と変わらないが、木陰に入れば涼しい。「青虫」さんのサイトにも、自然を写した写真があります。 http://www16.plala.or.jp/aomusi-0064/ 只見線は、日に三しかないとかいうんですが、これがまた一度乗ってみたいような山と崖と川を渡る単線で、これを目当ての鉄ちゃんたちがよく訪れるとか。 ここが「青虫」です。元は教会だそう。 こんな環境。 「青虫」には、50~60年代の貸、40~50年代の赤、雑誌など、僕などにはいくら観てても飽きないような宝物が並んでるわ

    昭和漫画館青虫に行ってきました:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
  • 「夏目漱石財団」なるものについて:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    最近、僕のところに「夏目漱石財団」なるものを設立したので協力してくれとの手紙が届いた。一部の親族が関わっているらしいが、僕の連絡した親族たちは困惑し、いささかうんざりしている。放置しておくと混乱も予想されるので、急きょ相談の上以下のような文書を報道機関、出版社、博物館などに送付した。各方面に周知し、良識的な判断を望みたい。 2009.7.12   夏目房之介 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ みなさま いつもお世話になっております。 このたびは、漱石長男純一の息子・夏目房之介として、夏目漱石に関連することでお知らせがございます。 年6月17日付で私のもとに「夏目漱石財団」設立の知らせ及び協力要請の手紙と、一般財団登記の事項説明書コピーが送られてきました(同様のものが漱石長女筆子の娘・半藤末利子宛にも送付)。それによると設立は年4月1日。 同財団の

    「夏目漱石財団」なるものについて:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2009/07/14
    勝手な思い込みだが、漱石自身も美田として残すつもりはほとんどなかったんじゃないかと思う。
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