公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は4日、2023年4〜6月期の運用成績が18兆9834億円の黒字だったと発表した。株高や円安が利益を押し上げ、四半期の黒字額として過去最高だった。足元では株の保有比率が増え、運用ルール上売却を迫られている。株への売り圧力となる可能性がある。収益率は9.49%のプラスだった。黒字額はこれまで最高だった20年4〜6月期の12兆4868億円
1.「はてなブックマークガイドライン」公開 先日、はてなから「はてなブックマークガイドライン」が公開された。 b.hatena.ne.jp 冒頭で「表現の自由や意見の多様性を大事にする」一方、「安全性、健全性を保つことも不可欠」という大方針が示されている。 双方が必要であるという大枠部分に関しては賛同する。 特に、他者へのリスペクトを忘れず、コメントの表現に気配りせよという指摘は重要だ。 はてなユーザーの中には、相手を批判する際に人格否定のような言葉を付記する人が散見される。 私は相手に面と向かって同じことを言えるのか、と考えてから書き込むよう心掛けている。 基本的には良いガイドラインだと思う。 2.アルゴリズムによる掲載順位の調整 ただし、アルゴリズムによる掲載順位の調整には反対だ。理由は現状ではアルゴリズムより人間の集合知の方が賢いからだ。 ガイドラインでは「建設的な情報に多くの表示機
読むたびに思う。ピーター・シンガーの論理はシンプルで、それゆえに強力だ。シンガーの論理に異を唱えようとすると、その反論のほうが小手先の屁理屈のように聞こえてしまう場合も少なくない。そして、シンガーの論理は強力であると同時に、そこから帰結する内容が厳しくもある。シンガーの論理を反駁できないならば、またそれを頭で理解したならば、わたしたちは自らの生き方を変えなければならないはずである。 本書は、哲学者ピーター・シンガーの肉食に関する論考を集めたものである。シンガーは、「動物解放論」の代表的論者であり、1970年頃から菜食主義を実践している。そして、後で紹介するように、その論理によって多くの人たちの生き方を実際に変えてきた人物でもある。 そのタイトルどおり、本書はなぜ肉食を控えるべきかを説いている。シンガーによれば、そのおもな理由は3つある。すなわち、(1) 動物への配慮、(2) 気候変動の問題
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