日本で出会ったインド人の夫、ニレちゃんとベルギーで2人暮らししています。 来月で結婚して1年になろうというところ。 ベルギーがロックダウンしてから約1ヶ月が経ちました(2020年3月18日スタートでした)。 その少し前からニレちゃんの会社も在宅勤務が始まり、一緒に家にいる時間がかなり増えました。 ケンカも増えるかと思ったらそうでもありません。 ただ、その時その時で一緒にやりたいことがなかなか噛み合いません。ひと通りお互いに案を出し合ってみて、合意しない時はビールでも開けて乾杯してからお互いに好きなことをしています。 それぞれが集中して何かしていると、20分おきくらいにおならが聞こえてくるので「はっはっはっ」と笑い合ってまた自分がやっていることに戻ります。 たまに「すみませ〜ん、チュー1個くださ〜い」という注文が来たりします。 は〜い300円で〜す、とか言うのも恥ずかしいので「ごめんなさい、
ナマステ、ナマステ〜。 さっそくですが今日のニレちゃんはこんな感じでした。 今日のニレちゃん。愛の告白 「夫」がまだ馴染まない 私の「あなたがいてくれてすごく幸せ」の告白はおならとともに立ち消えてゆきました。 世の中の変化に心が弱っているときだから余計に「ありがとう」とか「あなたが大事だよ」って伝えておきたくなるんでしょうかね。とにかくこの頃ふいに愛の告白が口をついて出てきます。 そしてそんなロマンチックでエモーショナルな瞬間も、ニレちゃんは音と臭いのイリュージョンで一気に吹き飛ばしてくれます。 最近一緒にいる時間が長い(彼の在宅ワークのため)からか特に、この人はやっぱり私にとって「夫」というより「ニレちゃん」という生き物だなあ…としみじみ思います。 夫という呼称にまだ慣れてないのもあるのですが、日を追うごとに「あ、こういう人だったかな」「あ、この人はこういう場面ではこう反応するんだな」と
ニレちゃんは目薬がさせない ニレちゃんは目薬が自分でさせない。 そのため目が痛くなると「しずえ、目に薬入れて…」という依頼を私が受けることになる。 「目に薬入れる」ってなんか変な状況を想像しちゃうのだけど(経口薬を目にねじ込むような)、意味は十分伝わっているのでとりあえず目薬を探してきてあげる。 「あったよ〜」と戻ってくると、ニレちゃんは神妙な面持ちで手を組み、ソファに横たわって待っている。まるで今から開腹手術でも受けるような緊張感。 私が目薬のふたを開けて右手に構える。 彼の身体はこわばり、こぶしがギュッと握られ、目もぎゅっと瞑られた状態で、「はい、今いまいまいま!」と催促される。 どこが「今」なのか全然分からない。殴る蹴るの暴行を受けているようなガードの固さだ。 仕方がないので痛いという方の目を左手でこじ開け、右手で目薬を入れようとする。そこでなぜか口がパッカリ開いて、喉の奥まで見せつ
ナマステ、ナマステ〜。 みなさん、自分の余暇を全て捧げてもいいほど好きなことはありますか。 私はこうやって何かをつらつらと書いているのが好きだけど、その他にも色々としたいことはあります。 「私の時間をすべて奪ってもいいのよ…」と情熱すべてを捧げられるほどの"たった1つ"は持っていません。 ニレちゃんはそこが私とはちょっと違うところ。 あふれ出るクリケット愛 「何にでもなれるとしたら何になりたい?」のニレちゃんの質問への答えはクリケット選手。今でもあきらめてないんじゃないかと思うくらい、クリケット好きをもう嫌というほど見せつけられてきたこの3年間。 自分もチームに入ってプレイしているのですが(日本でもアルファ・クアッシャーズというチームに在籍していました。ベルギーでも何より先にチーム探しをして、ほぼ毎週練習に行っています)、プロの試合を見るのも好きで、国際試合がある日は家で観戦するか、どこに
ナマステナマステ〜。 さてみなさん、最近太陽の光浴びていますか? 私はこのごろ在宅勤務中の夫ニレちゃんに浴びさせられています。 ベルギーはくもりの日が多いため太陽の光がとても貴重。出たと思ったらあっという間に雲の向こうに行ってしまいます。 そんな事情もあり、太陽が出るといつも「しずえ、太陽が出た!食べて食べて」と教えてくれるニレちゃん。できるだけ皮膚を出した状態でソファでじっとしていたり、じゅうたんの上でゴロゴロしたりしています。 「太陽を食べて」とはおもしろい表現だねと思いつつ、そう言われて座っているとたしかに自分が太陽の光を食べている気がしてきます。モグモグ。 なぜ太陽が必要? 日光以外のビタミンDの摂取方法 私は慢性貧血で定期的に血液検査をしてもらっているのですが、その時によく併せて診断されるのがビタミンD欠乏症。 液体タイプのビタミンDを処方してもらうこともありますが、お医者さんに
ナマステナマステ〜。 ベルギーでは4月12日のイースターが近づいてきて、近所のスーパーでは卵やウサギやひよこの形のチョコレートが山積みされるようになりました。 セントなんとかデーのときも(セント・ニコラスデーだった)、クリスマスのときも、バレンタインデーのときも、ベルギーだからなのかとにかくお店にチョコレートがこれでもかというほど並びます。 私もそんなチョコたちをつい買ってしまう1人なのですが、それをキッチンのテーブルの上に置いておくとどこからともなくチョコどろぼうが現れます。 この犯人については日時の異なる目撃情報が多数寄せられているため初犯ではないと思われます。 犯行の手際がいたって悪いのが特徴です。 「私はチョコを取っていませんよ〜ルルル〜私はチョコなんか食べたりしませんよ〜ララララ〜」と、おそらく自作と思われる鼻歌を歌いながらチョコレートの置かれている現場へ近寄り、盗んでは食べ、再
ナマステ〜ナマステ〜。 さて、インド人の夫ニレーシュの日々の行動を記録する「今日のニレちゃん」。こちらは第5号です。 突然ですが、皆さんはロマンチストですか。 私はそうでもありません。何かにつけてすぐお金の計算から始めてしまうし、何をするにもすぐに不安やネガティブな要素を先に考えてしまうし、恋人の目をうるうる見つめて「今夜に乾杯…」なんてことも言わないし、袖から「じゃ~ん」と花を出したりもできません。 …そんなの誰もしないのかな。世のロマンチックな人は何をしているのか分からないくらいには現実派です。 一方、夫ニレちゃんはというと…先日こんな事がありました。 お仕事帰りのプレゼント 自己申告型ロマンチスト 帰ってくるなり「しずえ、今日はプレゼントがある。手出して、早く早く」とあわてて部屋に入ってくるニレちゃん。 両手で受け取ってみたら、中には少しだけ溶けかかった雹(ひょう)の粒がいくつか乗っ
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