◇「決めていない」4割--本社世論調査 事実上の自民と民主の対決となった知事選と札幌市長選。毎日新聞は、2、3日に実施した世論調査に取材を加味して情勢を分析した。知事選は高橋はるみ氏(57)=自民、公明道本部推薦、札幌市長選は上田文雄氏(62)=民主、社民、国民新、市民ネット推薦=の両現職がそれぞれ優位な戦いを進めている。ただし、誰に投票するか決めていない有権者が両選挙とも4割前後に上った。 ◆知事選 ◇高橋氏、各年代で浸透 新人3氏を大きくリード 高橋氏は政権交代に伴い、野党系知事で初めて臨む選挙戦。経済界や農業団体が政権与党の民主党に配慮し、表立った支持を控えるものの、高い知名度を後ろ盾に幅広く浸透し、新人3氏を大きくリードする。 高橋氏は各年代から5割以上の支持を集めた。高橋道政は7割超から評価されており、無党派層や民主支持層に食い込んでいることも特徴。木村俊昭氏(50)=民主、社民