【ロンドン=内藤泰朗】カトリック教徒が多数を占めるアイルランドで22日、同性婚を合法とする憲法改正の是非を問う世界初の国民投票が行われ、23日の開票の結果、賛成票が62%にのぼった。今秋には、憲法改正が行われ、「結婚は当事者の性別を問わない」と明記される。同性婚の完全平等化に反対してきたカトリック教会のマーチン大司教は「社会革命が起きている。教会は現実を見つめる必要がある」と語った。 アイルランドからの報道では、有権者の60・5%に当たる約195万人が投票した。23日、賛成派の若者らが首都ダブリンの中心部に集まり、同性婚運動のシンボルである虹色の旗を振り、抱き合って喜んだ。 国民投票に踏み切ったケニー首相は「答えはイエスだった。同性愛に平等の権利をという国民の声は世界に伝わった」と述べた。 カトリック教会が政治に影響力を持つ同国では、同性愛は1993年まで「犯罪」とみなされた。だが、伝統的
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