『男子の性教育』著者・村瀬幸浩さんインタビュー(前編) 精液への不快感、見過ごされる性被害… 置き去りにされる男の性の悩み 女性の性に比べ男性の性は大雑把に扱われがちだ。「放っておいても男は勝手に学ぶ」「男だから大丈夫」「男は性被害に遭わない」――。だが、本当にそうだろうか。子どもの悩み相談電話にかかってくる性に関する相談は、圧倒的に男子児童・生徒からが多いのだという。 こんなアンケート結果もある。高校生の男女に行ったあるアンケートでは、「射精は汚らわしいもの」「射精は恥ずかしいもの」と答えた男子生徒がそれぞれ14.3%、19.5%いた。これは「月経は汚らわしいもの」「月経は恥ずかしいもの」と答えた女子生徒(4.7%、12.4%)よりも多い数字だ。 ()内は回答者数/(出典:猪瀬優理「中学生・高校生の月経観・射精観とその文化的背景」『現代社会学研究』第23巻、2010年から一部抜粋)/調査
![精液への不快感、見過ごされる性被害… 置き去りにされる男の性の悩み|ウートピ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3b13c6d588d763b8847f5d13c59e202386dab5d8/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwotopi.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2015%2F09%2Fsocial_01535_3.jpg)