先日予告だけしていた件。その日私が受け取ったのはある出版社からの文書で,“著作権者の皆様へ (「グーグル和解」に関するお願い)” と標題が打ってあった。その名のとおり,いわゆる Google Book Search を巡る米国の訴訟で同社と米出版業界とが和解に至った件(これについては 福井健策弁護士のコラム が問答集もあって詳しい)に関連してのものだ。 要するに和解への対応を当該出版社に一任してほしい,という内容なのだが,これがなかなか面白い。特に以下の部分。 この和解について権利者が取り得る選択肢は以下の5通りです。 ①「和解」に参加して、グーグル社による使用をすべて認める。 ②「和解」に参加することを拒否する。(選択期限は5月5日) ③「和解」に異議申し立てを行う。(選択期限は5月5日) ④「和解」に参加し、その後、表示使用から除外する。 ⑤「和解」に参加し、その後、特定の書籍をデータ