インターネットの投稿サイト「ツイッター」で、文字を組み合わせて絵を作るアスキーアートや顔文字を使った企業の“ゆる系”のつぶやきがPR手法として広がっている。移り変わりの激しいネット上の流行語を敏感にとらえて、一ひねりした発言が特徴で、ネット利用者への宣伝効果は上々だ。ただ、些細(ささい)な一言が思わぬ反感を招くケースもあり、担当者の裁量任せで、会社の決済を経ない「世界への発信」のあり方に試行錯誤が続いている。 「はてなさんに出していただいたお茶です。一部の方には大事なことなので、もう一度言いますね」 6月、シャープの公式アカウントの担当者が、インターネット関連会社「はてな」(京都市)を訪問した際に投稿したつぶやきが物議を醸した。 お茶の写真を添えたつぶやきで、過去に「もしドラ」こと「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの〈マネジメント〉を読んだら」のベストセラーで知られる岩崎夏海さん