沖縄県は2日、名護市辺野古の新基地建設を進める沖縄防衛局に対し、サンゴ類の環境保全対策について県と協議し、協議が整うまでは工事を再開しないよう、文書で行政指導を行いました。「K9」護岸を桟橋として使用し、埋め立て資材の海上運搬を行う件についても、事前協議のやり直しを求めました。 県の立ち入り調査に速やかに応じることも求めています。 沖縄防衛局は、7月に希少サンゴ14群体を確認していましたが、その時点で県に報告しておらず、保全対策もとらなかったため、13群体が死滅・消失しました。また、K9護岸を使った海上からの資材搬入について、県との事前協議で全く説明していませんでした。 翁長雄志知事は2日の会見で「環境保全の視点を欠き、工事進捗(しんちょく)を優先する姿勢は大変遺憾」だと批判しました。 一方、小野寺五典防衛相は3日の記者会見で「関連法令に基づき、自然環境や住民の生活環境に最大限配慮し、移設