情報システムのアーキテクチャ策定を担う職種として注目を集める「ITアーキテクト」の認定資格が登場する。オープン・グループが7月から順次、マイクロソフトが来春にも試験を開始する。ITアーキテクト育成を目指すユーザー企業やベンダーを支援するのが狙いだ。 「変化に強い情報システムを構築・維持するため、今後ITアーキテクトのニーズはますます高まる。しかし必要な実績とスキルを持つ人材はまだ少ない。認定資格によって、ITアーキテクトを質・量ともに充実させたい」。IT標準化団体である米オープン・グループの日本代表を務める藤枝純教氏は、ITアーキテクトの認定資格を開始する理由をこう説明する。 オープン・グループは7月に、米IBMおよび米HPと共同で作成した「IT Architect Certification(ITAC)」を世界同時に開始(受講料は数万円程度)。続いて11月に、米国で2004年2月から実施