ホーム ニュース “バ美肉”テーマの論文がジェンダー分野の学術賞を受賞する。バーチャル美少女になる人々は何を実践しているのか スイスの人類学者ミラことリュドミラ・ブレディキナ氏は5月17日、自身の修士論文でジュネーブ大学のジェンダー分野の学術賞「プリ・ジャンル(Prix Genre)」を受賞した。修士論文の題は「バ美肉:バーチャルパフォーマンスの背後にあるもの。テクノロジーと日本演劇を通じたジェンダー規範の争奪」。“バ美肉(Babiniku)”について研究した論文として、世界で初めて学術賞を受賞した。 バ美肉とは、「バーチャル美少女受肉」の略だ。言葉自体は日本のVTuberから始まったとされ、「VRChat」コミュニティなどとも関連し発達した文化のことで、バーチャル世界で美少女キャラクターのアバターを使用することを指す。その際、使用者のジェンダーは問われない。男性でも女性でも、アバターを使