ブランディングは、マーケティングと同じように重要で、同じように軽視されやすい分野だと思う。 僕はマーケティングそのものについては経験豊かであるとはいえないが、ブランディングについては一家言持っている。 その中でも、今回は商品のネーミングというエッセンシャルな事柄について触れたい。どんなサービスでも製品でも、名前を与えられなければ始まらない。それがたとえ開発コードであっても。 僕は東南アジアから日本に戻ってきてから、日立製作所 >サイボウズ >フィードパス >サンブリッジとシフトしてきたのだが、その間、数多くのサービス&プロダクトをリリースしている。 それぞれの名称は全て自分で考案してきたのだが、それらを少し振り返ってみたい。 1) BOXER 正式にはBROADNETBOXERというのだが、日立に入社してすぐに受け持ったプロジェクトを、最初は僕がボクシング(正確にはキックボクシン