「同じ町に住んどるのに、挨拶出来んのは寂しいよな。おはようございますとか、こんにちはって、何で言えんのかな……。今の神山町はふたつにぱっくり割れとる。このままだと神山町が神山町でなくなっていくんよ。それって悲しいやん。」 神山町で生まれ育ち、一度地元を離れたものの、「やっぱり地元がえぇやん?」と、一年半前に神山町の「株式会社プラットイーズ」に就職先を見つけて戻ってきたのだと言う広岡早紀子(ひろおかさきこ)さん。彼女の眼に神山町の今はどう映っているのか? そして、神山町が進むべき道とは? 一人の女性が内側から見た、神山町のお話を聞きました。 神山町が好きだから、戻って来れて嬉しいんよ 私が何をやっとるか? そうね、今は「株式会社プラットイーズ」を離れて、「株式会社神山神領」って会社で働いています。「WEEK Kamiyama」という名前の宿を運営する予定。 なんでこの町に帰ってきたかって?