慶應SDMでは、イノベーション創出に向けたワークショップをデザインする方法論を研究/教育してきました。そして、その一つのやり方を「イノベーティブワークショップデザイン論」という授業で学生に教えています。これは、修士課程の必修科目である「デザインプロジェクト」を履修した学生が、多様な人を呼んでイノベーション創出に向けたワークショップを行なうための方法論となります。 我々は、ワークショップに関連して3レベルを設定しています。 第1レベルは、ワークショップに参加し、デザインされた流れに乗って、ワークショップの参加者として結果を出していくレベルです。例えば、OpenKiDS等の公開講座に参加して下さる方々はこのレベルになります。 第2レベルは、第一レベルのワークショップでやることを普通の会議などで使えるレベルのことを言います。つまり、イノベーション創出に向けたワークショップに必要なことの本質を理解