タグ

ブックマーク / geopoli.exblog.jp (6)

  • プーチンは失敗した?フリードマン論文 | 地政学を英国で学んだ

    ウクライナのニュースを見ていると、何が起きているのか、どこに向かっているのか、よくわからない。情報には事欠かないが、その多くはソーシャルメディアのアカウントからで、そのすべてが信用できるわけではないし、またその性質から全体像を把握することはできない。デジタル時代といえども「戦争の霧」が晴れることはない。 しかし、いくつかの予備的な結論を出すには十分な情報がある。 ロシア軍は優勢であったにもかかわらず、戦術的な奇襲と圧倒的な数の可能性という利点があった開戦初日には、予想されたほどの進展はなかった。最初の攻撃は広く期待されていたようなエネルギーと推進力には欠けていた。ウクライナ人は気迫に満ちた抵抗を見せ、侵略者に犠牲を強いた。しかし今日の情勢はさらに暗くなる可能性があり、将来はもっと厳しく辛い日々になるだろう。しかし「プーチンは勝ち目のない戦争を始めたのだろうか」と問うのはもっともなことである

    プーチンは失敗した?フリードマン論文 | 地政学を英国で学んだ
    shiraber
    shiraber 2022/02/27
  • 国境を廃止してはならない | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から曇っておりましたがギリギリ降らなかったですね。 さて、先週の放送(https://youtu.be/cF5g8VLIjDQ)でも触れた「国境」の話題について、保守派のビクター・デイビス=ハンソンの意見記事を要約したものを。 === なぜ国境は重要で「ボーダレスワールド」は幻想なのか by ビクター・デイビス=ハンソン 「国境」がここまでニュースの話題として取り上げられるのは史上初めてではないか。 中東から欧州に殺到するイスラム系難民やテロリズムの台頭のおかげで、欧州内の移動自由の権利を認める、いわゆる「シェンゲン協定体制」に対して反発が巻き起こっている。 欧州の人々は人種差別主義者ではないが、中東からの移民の受け入れについては、それが合法的に入国して、しかも欧州の価値観や態度を共有を約束することができる人々(この点については不寛容であるとして何十年も前に破棄しているが

    国境を廃止してはならない | 地政学を英国で学んだ
    shiraber
    shiraber 2016/10/16
  • 経済格差はテクノロジーと学歴のせいか? | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から快晴でした。それでもかなり冬に近づいてきたような。 さて、テクノロジーという教育と経済格差という、少し込み入った話についての記事がありましたのでその要約を。 === 経済格差の台頭を見直してみよう Byエデュワルド・ポーター ●アメリカ人の多くは「大学卒業資格は、経済面での成功を約束してくれる」という考えに疑いをいだきつつある。 ●ある大学関係の機関が行った意識調査によれば、答えたうちの46%の人々――これには18歳から29歳までの人々の半数以上が含まれる――が、大学の学位は成功には必要ないと答えている。2011年のピュー研究所の調査によれば、アメリカ人の中で大学の学位は「良い投資である」と考えているのはたった40%だという。 ●ドルあたりの換算でいけば、学位の効果を疑っている人はまちがっていることがわかる。たしかに最近の卒業生にとって就職状況というのは厳しいのだが、

    経済格差はテクノロジーと学歴のせいか? | 地政学を英国で学んだ
    shiraber
    shiraber 2013/11/17
  • 「ソーシャルメディア」は昔からあった? | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は曇りがちでしたが、それでも雨はほんの少し降った程度でした。過ごしやすいですね。 さて、ブログのもう一つの大きなテーマである「テクノロジーと社会の変化」というテーマで久々に面白い記事が出てきましたので要約を。 === 17世紀の「ソーシャル・ネットワーキング」 By トム・スタンデージ ●ソーシャルネットワークは「生産性の敵だ!」として批判されている。 ●あるサイトの調査によれば(といってもその正確さについては議論はされているが)、FacebookやTwitterをはじめとするサイトの使用によるアメリカ経済全体のコストの無駄は年間6500億ドルにものぼるという。われわれの集中力は阻害され、テストの点数は下がるのだが、これらはすべてこのような「大量破壊兵器」のせいだというのだ。 ●ところがこのような懸念は前にも出てきたことがある。1600年代のイギリスでは、これと似たような新

    「ソーシャルメディア」は昔からあった? | 地政学を英国で学んだ
    shiraber
    shiraber 2013/07/04
  • 創造性を上げるには「孤独」になれ | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から雨です。しかもけっこう土砂降り。私も体調がすぐれないので家でゆっくりしております。 さて、地政学や戦略とは全く関係ないかもしれませんが、みなさんの職場の環境づくりにヒントになるような論考がありましたのでそのご紹介を。 ちなみに私のような個人業者(?)にとっては非常によくわかる話です。 ==== 「新グループシンク」の台頭 By スーザン・ケイン ●「孤独」というのは時代遅れである。 ●アメリカでは「新グループシンク」(New Group Think)というべきものが大流行中である。これは「グループや集団でどんどん働きましょう」という考え方だ。 ●この典型的なのが、「オフィスの壁を取り払って、アイディアを交換しながら、創造的に働く」という最近の職場環境の風潮だ。 ●ところがこのような風潮には大きな問題がある。なぜなら最近の心理学の調査研究では、人間というのはプライバシー

    創造性を上げるには「孤独」になれ | 地政学を英国で学んだ
  • 地政学を英国で学んだ : 多文化主義はどのように失敗したのか

    ↑新刊:胎動する地政学↑ イギリスでの留学生活を実況生中継。久しぶりに意見記事の要約です。 ==== 多文化主義はどのように失敗したのか by ケナン・マリク ●今年の7月7日でロンドンでの52人が死んだ連続テロ事件から六年がすぎた。 ●アメリカの9・11事件とロンドンでの7・7事件は基的に同じインパクトを両国の国民に与えたが、ひとつだけ違うのは、7・7事件のほうがイギリスの市民権を持つ人間たちによる犯行だったということだ。 ●イギリス当局側は、この「自国民の犯行」に頭を悩ませており、以前は過激なイスラム僧侶やモスクの影響を指摘していたが、最近は政府の多文化主義政策の失敗を指摘する分析が多くなっている。 ●ヨーロッパでは多文化主義の問題に関して政府要人からも批判的な声が上がり始めており、スウェーデンやオランダでも反移民政策を訴える政党が議席を伸ばしている。 ●英首相のキャ

  • 1