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若者が,自分たちの声や主張をより広い領域に向けて届けたり,現在の苦境を乗り越えようとするとき,手がかりとなるのは何だろう.本書は,バンド,同人誌サークル,ファンクラブ,サポーターなどの「趣味縁」をきっかけに,好きになれない相手とさえ必要に応じて協力関係を築きながら社会に参加する若者たちの姿を描く. ■著者からのメッセージ 趣味縁が探求にあたいするものであると考えるのは,それが現にあり,若者によって楽しまれているという事実があるからだ.社会参加にしろ公共性にしろ,そこへの通路はゼロから立ち上げられるものというよりは,すでにあるものの中に見いだされるべきであろう.とりわけ近年しばしば話題に上る「新しい公共」といった考え方を視野に入れると,この点は重要である.よくいわれる通り,人々の生活を下支えする役割から国家や企業が手を引き始め,家族もまたその負担に耐えられなくなりつつある現在,それらのいずれ
すでに古典となった名著が,最新データと新たな考察を増補し,新展開への構想を示す論考を加えて生まれ変わった決定版.「光」と「闇」に彩られた現代社会の基本構造をつかみだす統合的な理論が打ち立てられる. ■ 刊行にあたって 日本の社会学の世界を刷新し,今日に至るまで牽引してきた見田宗介氏(1937年生まれ)は,半世紀に及ぶ活動を通して「見田社会学」と称される独創的な世界を生み出した.また,かつて氏自身が「世に容れられるということを一切期待しないという,古風な熱情を以て記された文章群である」と記した「真木悠介」の名義で執筆された作品では狭義の社会学にとどまらない思索が展開され,見田名義のものとは異なる層の読者を獲得してきている.さらに,氏の影響は現代思想のさまざまな分野に及び,氏の薫陶を受けた多くの社会学者が現在第一線で活躍している. 小社は見田宗介氏が成し遂げてきた仕事の精髄を示すことを企図し,
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