自民党の石原幹事長は3日、谷垣総裁の任期満了に伴う党総裁選(14日告示、26日投開票)への自らの去就について、8日の今国会会期末を待って正式に出馬表明する意向を固めた。 それまでは執行部の一員として野田首相に衆院解散・総選挙の実現を迫ることに専念し、総裁選への対応を明らかにするのは国会閉会後にすべきだと判断した。 石原氏に近い複数の議員によると、石原氏の出馬の意思は固く、立候補に必要な推薦人(20人)も既に確保したとしている。 石原氏に出馬要請することを検討している若手・中堅議員は3日、会合を開き、石原氏の意向を尊重して出馬要請を会期末前後まで控えることを確認した。 石原氏を支持しているのは、塩谷総務会長、岸田文雄国会対策委員長、田野瀬良太郎幹事長代行らで、石原氏を中心とする派閥横断の勉強会「勁草(けいそう)の会」を結成している。同会のメンバーは11人おり、石原氏が出馬した場合、陣営の中核