民有地で大破し炎上した米軍のCH53ヘリコプター=沖縄県東村高江で2017年10月12日午前8時38分、本社機「希望」から宮間俊樹撮影 米軍の大型輸送ヘリが大破し炎上した事故から一夜明けた12日、現場となった沖縄県東村(ひがしそん)高江の牧草地周辺では、県道沿いの集落付近から広範囲にわたって米軍と県警が規制線を張り、関係者以外の出入りが禁じられた。「こんな目の前に落ちるなんて」。住民らは恐怖と憤りの表情で機体の残骸を見つめた。 夜が明けた12日午前6時過ぎ、規制線から約200メートル離れた集落内の牧草地には真っ黒に焦げた機体の残骸が見え、周囲で米兵や機動隊員らがせわしなく行き交った。規制線内の自宅に住む女性は「どうなってるのか分からないけど、今日も仕事をしなければ」と足早に豚舎に向かった。 機体が落ちた牧草地を所有する西銘(にしめ)晃さん(64)は「まだ現実味がわかない」とぼうぜんとした様