ワンストップショップを目指すHPとパートナーとの提携による総合的なサービスの提供をうたうCiscoが、クラウドコンピューティング市場争奪戦を開始した。 2010年は「統合コンピューティングシステム戦争の年」になりそうだ。参戦する主要な企業は、米Cisco Systemsと米Hewlett-Packard(HP)だ。 もちろん米IBMの存在も見過ごせない。しかし同社の「Blue Cloud」構想に関する一般的な情報や、次世代データセンターの開発に向けた提携の可能性を除けば、統合コンピューティング分野の大御所であるIBMから明確な戦略がまだ聞こえてこない。 この分野には、カナダのLiquid Computingといった小規模の新興企業も参入しようとしている。Liquidは、「Liquid Elements」という新しい統合コンピューティングソフトウェアパッケージをIntelと共同で開発中だ。こ
![HP vs. Cisco――対極的なデータセンター戦略](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7e51372d18138e90ed2c8d95d693065718b5e361/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fimages%2Flogo%2F1200x630_500x500_enterprise.gif)