私は周りから思われているほど、人ができているわけでもないし、技術力もないし、弱い人間です。期待に応えるために必死にもがいて誇張していただけです。偽っていただけです。たまたま、挑戦して結果が残せていただけです。周りから期待があるたびに心の中では怖かった。いつかメッキが剥がれてしまうのではないかと。いつか精神が壊れてしまうのではないかと。一つの失敗を境目に歯車が狂ってしまった。周りの期待を裏切った。周りの信頼を裏切った。状況を良くしようとして自分を追い詰めた。さらに悪くなる一方だった。とうとう、壊れてしまった。体の調子も崩した。頭が変になった。絶望した。泣いた。後悔した。懺悔した。考えた、考えた、考えた…何回、同じ失敗を繰り返したら良いのだろう。分からない。立ち直ることができないと思った。でも、死ねない。生きたい。将来が不安であってもまだ死ねない。弱い自分だから自殺なんて出来ない。でも、事故に