「ロービジョン」をご存知ですか?視覚障害という言葉を聞くと、多く人は、全く見えない「全盲」という状態を連想するかと思います。しかし実際には、視覚障害とされる方の中には、わずかながら見えるという方もいます。 わずかでも視力があるなら、眼鏡やコンタクトレンズで視力の矯正をすれば良いと思うかもしれません。しかし、矯正しても十分な視力が得られない人もいます。また、視野が狭い、視野の一部が欠けているなど、別の要因で見えにくい人もいます。 このように、矯正をしても見えにくい状態を「弱視」あるいは「ロービジョン」と言います。実は、視覚障害とされる方の6割が「ロービジョン」だと言われており、割合としては全盲の方よりも多いのです。 では、ロービジョンの方はどのようにしてWebを利用するのでしょうか? この問いの答えは、一言で言うと「人によって異なる」です。先に述べたように、ロービジョンといっても見え方はさま