アップルもSiriも変わっていく。現地で見たWWDC24の「例年と違った」ところ2024.06.21 11:005,211 村上タクタ アップルの次期OSの詳細やApple Intelligenceが発表されたWWDC24。例年と比べるとだいぶ様子が変わってきています。 現地で取材をした筆者が、今年のWWDC現地の様子をお伝えしつつ、Apple Intelligenceで何ができるかをお届けしましょう。 世界のアップル系アプリ開発者の祭典WWDC WWDCっていうのは元々デベロッパー(開発者)のためのイベントなので、我々メディアはオマケです。以前は日本円で約17万円もするチケットを買って、世界中から約6,000人ものエンジニアが集まって、次期OSの詳細を聞いたり、「こんな機能をOSにつけてよ!」と言ったりできる貴重なイベントでした。 が、2020年からは感染症の影響で、基本オンラインに。基
アップルは、先日の開発者イベントWWDC24で独自に開発をした大規模言語モデルを用いたAI機能についての発表を行った。Apple Intelligenceと名付けられたこの機能は、アップル製品の基本ソフトウェアの中に密に搭載されており、アップル製品の上で動作するアプリケーションは、このAI機能を等しく活用できる。 実際に日本で利用可能になるのは来年2025年のことである。英語版にしても随時機能が拡張されていき、年内にすべての機能が揃っていく形になる。 それぞれの機能に関して本稿では言及しないが、興味深いのはその構造である。前回の記事では、大きく2つの話題について言及した。 1つは、Apple Intelligenceが“デバイスの価値を高めるAI”であること。ChatGPT、あるいはその基本技術であるGPT-4oのように、汎用的で多様な知識について学習されたAIではなく、アップル製品の使い
フリーランスライター。1969年京都府生まれ。バイク雑誌編集者に憧れて上京し経歴を開始。ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌、デジモノの雑誌をそれぞれ7〜10年編集長として作る。趣味人の情熱を伝えるのがライフワーク。@takuta いよいよ、6月28日に日本でもVision Proが発売される。 米国から5カ月ほど遅れての日本発売とあって、待ち焦がれていた人も多いのではないだろうか。とはいえ、当初は『年内』と伝えられていたから、想定よりも早い日本導入ということになる。 米国での売行きがイマイチだったから、それ以外の国に販売する余裕があったとか、米国発売時に買いに来た日本人が非常に多かったから、日本発売の優先度合が高まったとか、いろいろな噂はあるが、アップル自体はそういう質問には回答しないので、真偽のほどは定かではない。 というわけで、WWDC24に取材に行ってきたので、そちらで得た情報
※本サイトは、アフィリエイト広告および広告による収益を得て運営しています。購入により売上の一部が本サイトに還元されることがあります。 WWDC24開催期間中に、Daring FireballのJohn Gruber氏がモデレーターを務める恒例イベント「The Talk Show Live From WWDC 2024」が開催され、そのイベントの様子がYouTueにて公開されています。 今回は、プラットフォームとソフトウェアパートとして、ワールドワイドマーケティング担当シニアヴァイスプレジデントGreg Joswiak氏、ソフトウェアエンジニアリング担当シニアヴァイスプレジデントCraig Federighi氏が登場しています。 Apple Intelligenceパートとして、機械学習&AI戦略担当シニアヴァイスプレジデントJohn Giannandrea氏が加わる形でトークショーが行われ
WWDC24を振り返るDANBO-sideはいつものメンバー、MACお宝鑑定団DANBO会長、インフルエンサー大石結花、AIアーティストの松尾でお送りします。前半はOSのアップデートを、後半ではApple Intelligenceの非常に深い話をしています。 レギュラースポンサー この番組はフェンリル株式会社の提供でお届けしております。 backspace専用マストドンインスタンス、通称グルドンはさくらインターネットのサポートを受けて運用しています。 backspace.fmでは我々の活動を応援してくれるスポンサーを募集しています。興味がある方はぜひこちらにて連絡ください!drikin+backspacefm@gmail.com この番組は Riverside.fm を使ってリモート収録しています。 Riverside.fmはビデオ通話をしながら高音質ファイルを同時に収録することができる、
アップルが開催した開発者向けイベント「WWDC24」の基調講演に登壇したソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長であるクレイグ・フェデリギ氏 オンデバイスAIでの処理が基本「Apple Intelligence」 アップルは6月10日、本社内で開発者向けイベント「WWDC24」を開催。Mac、iPhone、iPad向けにパーソナルインテリジェントシステム「Apple Intelligence」を発表した。 特にSiriは複数のアプリをまたぎ、データを受け渡すといった高度な処理が可能だ。「友人から届いたメッセージにある住所を、友人のアドレス帳に保存しておいて」といったこともへっちゃらになるようだ。 Apple IntelligenceはオンデバイスAIでの処理が基本となる。対応機種はiPhoneであればiPhone 15 ProとiPhone 15 Pro MaxというA17 Proが搭載
アップルはAIで遅れていたが、今回のWWDCで巻き返しの策に出た。 巷での評判はそんなところではないだろうか。そういう言い方もまた間違いではないが、WWDCを現地で取材する身としては、また別の印象を受けている。 同じような時期に走り始めたビッグテックだが、商品戦略の違いで表に出てくるタイミングと、戦略上の組み立てが違うというのが筆者の見方だ。 さらに言えばレース自体のゴールも見えておらず、どこまでどう走るべきかを模索している、というのが現状ではないだろうか。 では、その中でアップルが目指すゴールはどこで、他社とはどう違うのか? その点を考察してみたい。 「遅れを挽回」という見方に対する違和感 GoogleにしろOpenAIにしろMetaにしろ、ビッグテックは大規模な生成AIの開発に力を入れている。 それらの企業と違い、アップルは“クラウドで動く大規模な生成AI”に積極的でないように見える。
スマートフォン、タブレット、パソコンとユーザーの距離を縮め、生産性を大幅に高める絶妙の仕掛け。 アップルが何年も前から機械学習や深層学習のエンジニアを多数雇用していたことは周知の事実だが、これまでその成果は各製品の限られた機能でしか確認することはできなかった。 動画から文字を認識、抽出する機能や被写体を自動的に切り抜く機能、多重露出した上で合成したかのような、広いダイナミックレンジを捉えた写真、ユーザーの行動を予測した上で必要な情報を適切に通知するなど、それがAIの仕業であると強く意識しない範囲で各デバイスの使い勝手を向上させる部分に、アップルはAI技術開発を行なってきていると思われてきた。 筆者が現地に招かれ取材中の開発者向け会議「WWDC 2024」でも、そうした技術の一部が披露されているが、もっとも驚きをもたらしたのは、アップルが独自に開発したLLM(大規模言語モデル)を元にした機能
※本サイトは、アフィリエイト広告および広告による収益を得て運営しています。購入により売上の一部が本サイトに還元されることがあります。 WWDC24において、Tim Cook CEO、Appleのソフトウェアエンジニアリング担当シニアヴァイスプレジデントCraig Federighi氏が、複数のYoutuberからの個別インタビューを受けています。 Marques Brownlee、iJustine、SuperSafはTim Cook CEOへのインタビューを公開し、Victor Abarca、NothingButTech、Katarina MogusはCraig Federighi氏へのインタビューを公開しています。 これらのインタビューの中で、かなり切り込んだ質問を行っているのはMarques Brownlee氏によるインタビュー「Talking Tech and AI with Tim
Home » 【Apple Vision Pro】「visionOS 2」でハンドトラッキングの精度が大幅向上 今年秋にリリース予定 【Apple Vision Pro】「visionOS 2」でハンドトラッキングの精度が大幅向上 今年秋にリリース予定 アップルは、空間コンピューターApple Vision Proに搭載されている「visionOS」のアップデート版(visionOS 2)を発表。更新後は、ハンドトラッキング(両手でのコントロール)動作が改善することを予告しました。 「visionOS 2」は、6月10日より開催中の年次開発者会議WWDC 2024で発表されました。正式リリースは2024年秋に実施される予定です。現在のApple Vision Proは、利用者の手の位置に関する認識情報の更新を30Hzのリフレッシュレートで行っています。アップデート後は、このレートが90Hz
今年のWWDCは「アップルAI祭り」になるのが必然だった。というか、そうでなかったら、アップルは「AIに関する取り組み」戦略で大変なダメージを負っていただろう。 しかし、今回は予告通り、AIが主軸の発表になった。技術的に見れば、去年のVision Pro発表以上におもしろい内容だったと感じている。 一方、アップルの生成AI技術である「Apple Intelligence」は、まだ正しく理解されていないのではないかとも感じる。その証拠に、基調講演後には株価がグッと下がったものの、この記事を書いている6月11日(アメリカ時間)現在は大幅に上がっている。どういうものなのかが見えてきたから持ち直したのではないか……と考えている。
Apple Intelligenceで賢くなったSiri、本気を出すのは来年から2024.06.13 10:005,145 Kyle Barr - Gizmodo US [原文] ( そうこ ) AppleのデベロッパカンファレンスWWDC。今年のカンファレンスで発表されたAppleのAI「Apple Intelligence」。Apple Intelligenceの数ある機能によって、Siriが強化されことに注目が集まっています。時期iOSとなるiOS 18のリリースが楽しみです。 …が、ちょっと待って。iOS 18のリリースと同時にApple Intelligenceのすべての機能が使えるようにはなるわけではありません。 来年、かな?Apple Intelligenceが搭載されるiOS 18、iPad OS 18、macOS Sequoiaの本リリースは、今年の秋を予定しています。一
このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高いAI分野の科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 X: @shiropen2 米Appleは、年次開発者会議「Worldwide Developers Conference 2024」(WWDC24)において、iOS 18、iPadOS 18、macOS Sequoiaに統合される独自AI「Apple Intelligence」(以下、Apple AIと表記)を発表した。このシステムの基盤モデルについて、Appleがブログで説明していたので簡潔にまとめたい。 Apple Intelligenceの中核をなすのは、2つの基盤モデルである。1つはデバイス上で動作する約30億のパラメータを持つモデルで、もう1つはAppleの
Apple の「Private Cloud Compute」の概要をまとめました。 ・Private Cloud Compute: A new frontier for AI privacy in the cloud 1. Private Cloud Compute「Apple Intelligence」は、iPhone、iPad、Macに強力な生成モデルをもたらすパーソナルインテリジェンスシステムです。このシステムで複雑な推論が必要な場合のために、AppleではプライベートAI処理専用に設計されたクラウドインテリジェンスシステム「Private Cloud Compute」(PCC) を開発しました。PCCは、Appleデバイスのセキュリティとプライバシーを初めてクラウドに拡張し、PCCに送信されたユーザーの個人データがユーザー以外の誰にもアクセスできないようにします。Appleでさえも
「Apple Intelligence」の機能をまとめました。 ・Apple Intelligence - Apple Developer 1. Apple Intelligence「Apple Intelligence」は、iPhone、iPad、Macに強力な生成モデルを組み込み、ユーザーのコミュニケーション、作業、自己表現をサポートするパーソナルインテリジェンスシステムです。これら「Apple Intelligence」の機能をアプリに組み込むことができます。 2. Writing Tools「Writing Tools」はシステム全体で利用でき、ユーザーがテキストを書き直したり、校正したり、要約したりするのに役立ちます。「TextField」をレンダリングするために標準のUIフレームワークのいずれかを使用している場合、アプリは自動的に「Writing Tools」を使用できるように
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