日本アドバタイザーズ協会が“トリプルメディア・トリプルスクリーン戦略”を提唱したのが2010年です。以降、認知を得るための「ペイドメディア」と共感を得るための「アーンドメディア」、そして理解を得るための「オウンドメディア」を、それぞれどのように有機的につなぎ、効果を上げられるがマーケティングのキーとなってきました。 図1●トリプルメディアの考え方 マーケティング活動に関わる媒体やツールを三つのカテゴリーに分けて役割を明確にして活用していこうというワークフレーム。最近ではアーンドメディアをソーシャルメディアに置き換えてトリプルメディアと呼ぶことが多い 図1のように、トリプルメディアとは“商品・サービスの販売”や“企業ブランドの向上”というマーケティングゴールのために生活者との接点を整理したワークフレームです。 ペイドメディアとは、テレビやラジオ、新聞などのメディアを使った広告のことを指します