美容脱毛サロン最大手「ミュゼプラチナム」の経営再建問題で、広告事業などを傘下に持つRVHは15日、ミュゼを運営するジンコーポレーションから脱毛事業を株式交換で子会社化することで合意したと発表した。脱毛事業を新会社に移し、この新会社の株式をRVHが株式交換で取得する。負債はすべてジン社に残す。 またRVHは、ジン社には簿外債務が11月末で587億円あることも明らかにした。ミュゼでは多くの会員が複数回の施術を一括契約し、まとめて全額を支払ってきた。未消化の施術分の入金は負債に計上せず、全額を売り上げに計上していた。ジン社には複数の銀行からの借金もあり、「銀行側が減免に応じない場合は、法的整理になる可能性がある」(RVH広報)。その場合、既存会員の契約が消滅し、施術を受けられなくなる可能性もあるという。