徒歩所要時間(とほしょようじかん)は、不動産関係の広告で、表示される物件から鉄道駅などの公共交通施設まで歩いてかかる時間のこと。不動産の表示に関する公正競争規約施行規則で算出基準が定められている。 「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」第5章 表示基準 第10条「物件の内容・取引条件等に係る表示基準」(8)(9)(10)[1] において、以下のように定められている。 分速80メートル(4.8 km/h) 「徒歩による所要時間は、道路距離80メートルにつき1分間を要するものとして算出した数値を表示すること」と定められている。 分速80メートルという基準は、「健康な女性がハイヒールを履いて歩いた時」の歩行速度を元にしている。当初は単純に100メートル当り1分で検討されていたが、「女性にも適用できる現実的な基準を」と再考されこの数字となった[2]。一般には実測平均分速が80.3メートルとな