前の記事では、Windows 10 Fall Creators Update以降のWSL(Windows Subsystem for Linux)を日常的に使いやすいようにするための環境整備のポイントをいくつかご紹介しました。これは、「何か作業をするときに、Windows上でLinuxのコマンド体系が使える小窓を開いて、その中でLinuxらしい(Windowsらしくない)やり方で作業する」という使用形態を想定した解説でした。 一方、Windowsアプリを主体として使用する場面でもWSLは活用できます。例えばEmEditorというテキストエディタは任意のアプリケーションを登録して呼び出せますが、ここにWSL経由でLinuxのコマンド列を実行するように設定すれば、EmEditorをLinuxのコマンドやシェルスクリプトで機能強化することができます。 なお、この記事ではWSLの使用手順そのものに