ディー・エヌ・エー(DeNA)が運営するキュレーションサイトに不適切な内容の記事が含まれ、全サイトを非公開にした問題で、同社は5月23日、具体的なコーポレートガバナンスと内部統制の見直し方針を発表した。守安功社長、南場智子会長の代表取締役2人体制のもと、社外取締役の権限を強化するなど見直しを図る。 昨年末、医療情報サイト「WELQ」に「信頼性の低い記事が掲載されている」「他媒体からの無断転載が見受けられる」などと指摘が相次ぎ、同社は運営する全キュレーションサイトを非公開に。その後、第三者委員会が問題の特定、原因の究明を進め、調査報告書を今年3月に公開した。これらの調査報告や提言に基づき、5月23日の取締役会で見直し方針を策定、確認したという。 見直し方針は(1)トップマネジメントの強化、(2)取締役会による業務執行状況の監視、(3)コンプライアンス・管理体制の強化、(4)抜本的な意識改革―