日本IBMが変革を急いでいる。今年、営業体制の見直しやIBMビジネスコンサルティング サービス(IBCS)との統合を推進したほか、外部のコンサルタントを営業のトップに招へいし、一連の役員人事では経営陣を日本人中心に塗り替えた。矢継ぎ早の取り組みの先に何を目指すのか。橋本孝之社長に聞いた。 日経コンピュータの顧客満足度調査で、ITコンサルティング/上流設計関連サ ービスやシステム開発関連サービスといった分野で、日本IBMに対する満足度が大きく下がりました。どう受け止めていますか。 当然、真摯に受け止めて対応しなければいけないですし、非常に残念なことです。IBCSを統合して、上流工程から下流工程まで一気通貫にお客様に価値を提供しようとしているなかでの結果ですので、きちんと対策を打っていきたいと思っています。 ただ、私が社長に着任してから、真の意味でのトラステッドパートナーになることを目指し、真