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2009年07月23日 王位戦、木村八段が2連勝 王位戦七番勝負の第2局▲木村八段−△深浦王位。 ◆参照サイト◆ 第50期王位戦 相掛かりから、深浦王位のひねり飛車模様かという展開。木村八段が飛車交換から切り込み、見事に攻め切って2勝目をもぎとりました。 第3局は神戸で7月30〜31日。 深浦王位にとっては厳しい展開で、次を勝っても、1勝2敗の負け越しで、郷土である長崎・佐世保に戻ることになるのは、悔やまれるところでしょうか。 しかし、そうなれば愛する郷土でタイに戻せる可能性もあるわけで、郷土愛の厚い深浦王位にとっては底力を搾り出す条件はそろっていますね。 もちろん木村八段も気を許すわけもなく、第3局は熱戦が期待できるんじゃないでしょうか。 共通テーマ:将棋 テーマに参加中! タグ :将棋王位戦
ブログは下記URLに引っ越しました。 https://www.toyama-shogi.com/ 日本将棋連盟棋士。 今日は王位戦第2局の2日目。 現在は深浦王位が角を切って強襲をかけ、木村八段が反撃に移ったところ。形勢はまだまだよく分かりません。 終局は19時頃。道新ブログと合わせてお楽しみください。 中継は北海道新聞:王位戦ページで 竜王戦3連チャン最後は松尾ー豊島戦。最近は1組の壁が非常に厚いのですが、豊島五段は突破出来るでしょうか。 中継は竜王戦中継サイトで 昨日は森内九段が勝ち、羽生名人ー森内九段の準決勝となりました。 A級の中継は郷田ー藤井戦。 中継は名人戦棋譜速報で 将棋連盟HPの予定を見ていて気が付いたのですが、今週は銀河戦が豪華です。 今日は渡辺竜王ー阿部八段戦、土曜は羽生名人ー谷川九段戦が放送されます。是非ご覧ください。 昨日は将棋会館へ。月例報告会(旧棋士会)→委員会
ブログは下記URLに引っ越しました。 https://www.toyama-shogi.com/ 日本将棋連盟棋士。 昨日の竜王戦は羽生名人が勝って準決勝へ進出。 コメント欄では片上六段が有望という声もあったようでしたが、羽生名人の勝ちへの道筋の立て方が非常に上手かった印象です。 今日の竜王戦決勝トーナメントは高橋九段ー森内九段戦。 中継は竜王戦中継サイトで 勝った方が準決勝で羽生名人と対戦します。 昨日の朝日杯では石橋女流王位が2連勝。これで王座戦合わせて男性棋士に3連勝という事で、ちょっとした記録なのではないでしょうか。 今日から王位戦第2局が始まっています。 前局千日手となり、本局も木村八段の先手。 相掛かりに進んでいます。 中継は北海道新聞:王位戦ページで 本局は北海道での対局で、北海道新聞が中継を担当していますが、こちらはネット中継に大変熱心な新聞社。挑戦者決定戦では毎年のように
2009年07月22日 石橋女流王位、朝日杯将棋オープン戦一次予選で3回戦に進出 第3回朝日杯将棋オープン戦一次予選で、石橋幸緒女流王位が、1回戦の武市三郎六段、2回戦の神谷広志七段に連勝。上記の中継サイトで棋譜を見ることができます。 1回戦は、先手の武市六段が得意の筋違い角戦法を繰り出して来たのに対して、腰掛け銀で対抗。見事に攻めをつないで勝ちきりました。 僕なんかが筋違い角をやられると、あたふたして自陣をいびつにしてしまうんですが、さすがに上手くバランスをとりますね。 石橋女流王位は、2回戦も後手番。4手目△3三角戦法を採用。これをとがめに出た神谷七段は、▲7七桂と新手で応酬。石橋女流王位は、1回戦と違う展開ながら、結果的に、またもや筋違い角を相手にすることになりました。 神谷七段の形にこだわらない受けに対して、強気のビシバシ流で快勝。 植山悦行七段−近藤正和六段
(1) コンピュータ将棋には指せない手を指して勝つのがトッププロ 私は、ある対象に惹かれ、でもその素晴らしさが広く知られていなかったり、構造の複雑さゆえに一般にあまりその魅力が認識されていないとき、この手で何とかしてみたいと、いつも心がうずく。自分が面白い、楽しいと感ずる気持ちを、一人でも多くの人に伝えたいと思って、居てもたってもいられなくなる。そして文章を書く。シリコンバレー、無から有のベンチャー創造、アントレプレナーシップ(起業家精神)、グーグル、ウェブ進化が社会を変える可能性。専門の世界で私は、出合って惹かれた魅力的な対象に対し、二十年にわたってそんなことをやり続けてきた。 昨年の夏頃から、さまざまな有難い出会いや勝負の帰趨に誘われて、私は将棋と棋士の世界にどっぷりと浸かることになった (拙著「シリコンバレーから将棋を観る」)。ここ数年働き過ぎた反省から、昨年春、モノを書くことについ
横歩取り後手番で快勝 既報の通り昨日、第80期棋聖戦にて、羽生善治棋聖が木村一基八段を下し、棋聖位を防衛した。 「第80期棋聖戦五番勝負第5局」 羽生善治棋聖(38)=名人・王座・王将=に木村一基八段(36)が挑戦していた産経新聞社主催の将棋タイトル戦「第80期棋聖位決定五番勝負」の第5局は、17日午前9時から愛媛県松山市の道後温泉「宝荘ホテル」で行われ、午後6時43分、106手までで後手の羽生が勝ち、対戦成績を3勝2敗として棋聖を防衛した。これで棋聖は通算8期、タイトルは通算74期となった。 第1図は後手・羽生棋聖が△4五桂と跳ねた場面だが、木村挑戦者は感想戦で「△4五桂のときは、すでにもうかなり苦しいと思っていた」と述べている。確かに、以下の具体的な勝ち手順までは我々アマチュアには見えないものの、玉の堅さと何より先手陣右辺の壁のために後手優勢であろうことは想像に難くない。 将棋の内容に
2009年07月18日20:31 カテゴリ棋聖戦 コンピューターの感覚と人間の感覚ー棋聖戦第五局梅田望夫観戦記 棋聖戦中継plus 梅田望夫氏、棋聖戦第5局リアルタイム観戦記 今回の梅田観戦記はコンピューター将棋と人間将棋の比較がテーマだった。解説に最適任の勝又教授を得て(というよりは、梅田の熱烈ラブコールによってひっぱりだされて 笑)、大変興味深い話を多く聞く事ができた。以下は、その感想メモなのだが、私はコンピューター将棋に興味があってごく基本的なことは理解しているが、完全に文系人間で具体的な技術面が全く分かっていない。なおかつ、棋力も大したことは無いという二重苦?なので、もしかすると勘違いによる記述もあるかもしれないことを、あらかじめご了承いただきたい。 (2) コンピュータに不向きな将棋より 「コンピュータに不向きな将棋になりましたね。」 と勝又さんが言う。 「手の狙いがちょっと目に
火曜日、梅田さんがくる日本出張の道中、id:umedamochioさんがはてな京都オフィスをのぞいてくれた。「美味しいと評判のランチを皆で」とじきじきのリクエストで、本来は水曜のランチを繰り上げてid:sacco0627が腕をふるった。梅田さんがお好きな鶏肉を使ってマヨポン炒めに。道後温泉での棋聖戦を控え、翌日移動されるとのことで駆け足での来訪だったが、皆に元気を与えてくださった。はてなTシャツ2009のアイコンの黒と白を買ってくださった(棋聖戦観戦記の感想は後半に)。水曜日、はてな8周年、打ち合わせやら何も派手なイベントはなかったけど、はてなは8周年を迎えた。サイトの8週年が今日で、会社の設立記念日は19日だ。実は水曜日に8周年と気付いた社員は私も含めて誰もいなかった(少なくとも私の周囲では)。みんな前を向いて走り続けているから、記念日のことなど気にかけていない、というのが本当のところだ
ブログは下記URLに引っ越しました。 https://www.toyama-shogi.com/ 日本将棋連盟棋士。 棋聖戦は羽生棋聖が勝って3勝2敗で防衛。 名人戦に続いて追い込まれてから連勝しての逆転で、ここ一番の強さというものをまたしても見せつけました。 梅田望夫さんのウェブ観戦記も存分に楽しみました。 今回はコンピューター将棋がテーマでした。コンピューター将棋が強くなっているのは間違いないけれど、それをトップ棋士同士が全身全霊を賭けて戦う一番で照らし合わせた時に果たしてどうなのか、という事を、コンピューター将棋選手権で優勝したGPS将棋の読み筋と合わせてリアルタイムに論じていかれました。 一つの結論として梅田さんの出された どんな世界も、99.9%を99.99%に、そして99.999%にと、精度を上げていくごとに難度が上がる。今日の第一回のエントリーで 『私個人はと言えば、「コンピ
2009年07月19日 勝又清和六段「コンピュータ将棋には指せない手を指して勝つのがトッププロ」 梅田望夫さんが棋聖戦最終局の観戦記を書かれた。 棋聖戦中継 plus 【梅田望夫最終局観戦記】 (1) コンピュータ将棋には指せない手を指して勝つのがトッププロ 棋聖戦中継 plus 【梅田望夫最終局観戦記】 (2) コンピュータに不向きな将棋 棋聖戦中継 plus 【梅田望夫最終局観戦記】 (3) 時速40手の研究のぶつかりあい 棋聖戦中継 plus 【梅田望夫最終局観戦記】 (4) △5二金なら負けちゃうね 棋聖戦中継 plus 【梅田望夫最終局観戦記】 (5) x-dayは果たしていつ? 棋聖戦中継 plus 【梅田望夫最終局観戦記】 (6) 昼食休憩時の形勢微差で後手が指せるのではないか 棋聖戦中継 plus 【梅田望夫最終局観戦記】 (7) 意表のコンピュータの指し
午後4時過ぎから小一時間対局室にこもったが、羽生さんが40分以上の長考で△6五桂を指しただけだった。ときおり「うん、そうか」とひとりごち、正座とあぐらを繰り返しながら、羽生さんはこんこんと考え続けていた。 控室に戻ったら、金子さんからこんなメッセージが届いていた。 『悪い手を指すとすぐに負けてしまうゲームなので、たまに良い手を指せても全体としてはまだまだだと思います。とはいえ、偶然でも、たまにでも、良い手を指せると嬉しく思います。』 そして、木村さん渾身の受けの手▲4八金に対するGPS将棋の指し手も届いた。 『4八金の後の局面です。途中までは△8九飛その後65桂に変わりました。評価値が後手に傾いてきています。 -725 △6五桂▲5六歩△8九飛▲6一飛△7九飛成▲4一飛成△3一歩▲4六歩△5七銀▲4七玉△2九龍▲4五歩△4八銀成▲3六玉△2八龍▲2四桂』 いまは、△8九飛で木村さんが考えて
「これは検討通りに、一直線に行ってしまうかもしれないねえ」 という棋士たちの声を背に、午後3時に対局場に入った。木村さんが32分の長考の末、検討通りの▲7三歩成を指したところだった。消費時間は、両者ほぼ130分ずつと均衡している。まだまだ時間はたっぷり残っている。 木村さんは傍目にもちょっとつらそうに見える。やはり生身の人間だから、表情やしぐさやときおり発する声で、その感じが盤側にいてもわかる。対局者同士は、傍で想像する以上に、相手がどう考えているかを感じ合いながら、戦っているのだろう。 『羽生名人は1時間4分考えて▲2三歩と垂らしてきた。この長考中は本当に苦しい時間だった。▲2三歩でも▲5二金でも私が悪そうで、光は全く見えない。こんな時は平静を装うだけでも疲れる。羽生名人が席を外す度に私は大きくため息をついたり、頭を抱えたりしていた。控室や大盤解説場のモニターには映っているが対戦相手にだ
【梅田望夫最終局観戦記】 (7) 意表のコンピュータの指し手を控え室で検討。おっ、その手を羽生が指した! 「この手にどう指すんですかねえ」 屋敷さんが笑いながら、 「これ、しびれてますかねえ」と言う。 この手とは、GPS将棋がしきりに読み筋として指摘していた△4五桂を、ここで指してみたらどうかということである。いまは67手目▲9一桂成に羽生さんが長考しているさなか。 △4五桂について、控え室の棋士たちの直感は、3三の桂はそのままにして、後手は右辺の駒をさばいていくべき、という棋士の感覚に、コンピュータの感覚はちょっと違う、と言うのだ。 しかし、屋敷さんと勝又さんが68手目△4五桂を真剣に検討したところ、「いやあ△4五桂で、玉頭がめちゃめちゃ厳しいじゃないですか。コンピュータならではの先入観のない発想が良かったかもしれない」という話になった。 そこで羽生さんの手がモニター上にあらわれ、指した
さて、コンピュータ対人間の話はさておき、羽生棋聖対木村挑戦者の形勢、という今日の本質に話を戻そう。 昼食休憩に入った局面で、三浦さんは「NHK杯戦のような短い時間の将棋なら、相当後手が勝ちやすいでしょう」と、形勢についての感想を述べた。先手の3八金と2八銀の形が悪いうえ、後手は玉が堅く、7筋から銀を繰り出しての攻めもあるので、先手が長い時間を持って細かく対応していけない場合(短い時間の将棋だと)、後手が勝ちやすいのではないか。でも今日の午後いっぱいかけての長い将棋なので、まだまだどうなるかわからないとのこと。 また立会人の屋敷さんも「微差で後手が指しやすいと思う」とのこと。勝又さんも同意見。後手がいまわずかながらも良さそうなのは、羽生さんの構想力による、先手の馬の働きがそれほどでもなく、8筋の守りに右側の金を使わずに玉側に寄せて囲いを堅くしていく羽生さんの構想力が、2八銀の代償に馬を作った
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