ブックマーク / fireworks.hatenablog.jp (22)

  • 三間飛車の美しさに惹かれる深浦康市王位 - 将棋の神様~0と1の世界~

    美しい将棋、三間飛車 @sancya_aiさんのつぶやき「番勝負は恋愛」(by 深浦康市)で、2003年当時の深浦康市八段(当時)のインタビュー記事を知った。 その中で、深浦現王位は三間飛車への興味について語っている。 振り飛車の中では三間飛車に興味があります。このごろ「美しい将棋」を指していないなと思って、三間飛車を選んでみました。三間飛車では、5七銀から4六銀と上がる形が美しいなと思います。四間飛車は定跡化が進みすぎているし、結局は居飛車のような戦い方になるので、あまり指が動きません。 深浦王位が挙げている、三間飛車を好む理由、そして四間飛車を好まない理由は、私の考えにも同様に当てはまる。 「5七銀から4六銀と上がる形」とは、いわゆる「真部流」のことだ(第1図。詳しくは「VS居飛穴&持久戦のひとくちメモ 予備知識その2 真部流」などを参照下さい)。 このインタビュー記事には、第52期

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  • 駒割り計算ができるページを新設 - 将棋の神様〜0と1の世界〜

    駒割り計算 「三間飛車のひとくちメモ」内に、駒の枚数を入力するだけで駒割りを計算できるページ「駒割り計算」を新設した。 2009/10/20のエントリー「竜王戦:形勢判断ボード・改案」を書いた際に、駒割り計算が面倒で、駒数を入力すると総得点を返すExcel(厳密にはOpenOfficeのCalc)シートをささっと作って使っていたのだが、その後調べてみるとそういうwebページが無さそうなことがわかったので、作ってみたというわけだ。 「駒割り」についての参考URL 「形勢判断の仕方」(「将棋タウン」様内のページ) 利用シーン 形勢判断や相入玉時の採点などの際にご活用下さい。・・・という紹介文を書いてみたものの、ほとんど誰も使わないだろう(笑)。とりあえず、自分に役立つものができたので良しとしよう。 動作チェックのお願い 私はiPhoneユーザーで、ケータイを持っていません。ケータイのフルブラウ

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  • 電子工作リファレンスアプリ - 将棋の神様〜0と1の世界〜

    駒割り計算ができるページなんて単純すぎて作るまでもない、と思ってしまいがちだが、下記のようなアプリを見ると、何でもありだな、とりあえず作っておくか、と考えを改め直すことができる(笑)。ほんとよく作るなぁ。 MAKE: Japan : iPhone電子工作リファレンスアプリ via kwout

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  • 「将棋世界」2009年11月号に、石田流の講座2つ - 将棋の神様〜0と1の世界〜

    現在書店に並んでいる「将棋世界」2009年11月号に、石田流関連の講座が2つも掲載されている。将棋世界 2009年 11月号 [雑誌] 毎日コミュニケーションズ 2009-10-03 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools 最強久保振り飛車 さばきのエッセンス まずは久保利明棋王の講座。長期連載の第1回目で、タイトルは「石田流の原点」。先手番石田流で、タイトルの通り超序盤(3手目▲7五歩〜5手目▲7八飛あたり)における予備知識について解説されている。具体的には、角交換から△4五角と打たれる「△4五角問題」に対する対処法だ。手順は講座を参照いただきたい。 この久保棋王の連載講座は、この先も非常に楽しみだ。最初の数回は石田流から始めるとのこと。 現在、頭の中にある構想では、先手石田流の攻防、その後の2手目△3二飛、そしてその後の藤井システムなどを考えている。 「

    「将棋世界」2009年11月号に、石田流の講座2つ - 将棋の神様〜0と1の世界〜
    shogi-to-world
    shogi-to-world 2009/10/26
    「『将棋世界』2009年11月号に、石田流関連の講座が2つも掲載されている」
  • 「矢崎学」のすぐわかる現代将棋?! - 将棋の神様〜0と1の世界〜

    よく見ると・・・ 私は地デジ難民(住んでいるアパートが地上デジタル放送を受信するアンテナを立てていないらしい)なので、いまだに地上アナログ放送を視聴している。 ただしアナログGガイドデータは取得可能なため、Gガイド番組表を見ながら選局したり録画予約したりしているので、特別不便は感じない。 ところで、NHK将棋講座のタイトルをよく見ると・・・ 将棋講座 矢崎学のすぐわかる現代将棋(1)「進化するゴキゲン中飛車 常識を超えた!?角交換」 2009/10/25 10:00〜2009/10/25 10:20(NHK教育) 地上デジタル(2) 趣味・生活・健康・実用 Gコード 396187 なんと「先崎学」ではなく「矢崎学」になっている!録画しておいたものを再生しようとして、今日はじめて気付いた。 参考 将棋鑑賞の手引き2009・秋(1)「先崎 学のすぐわかる現代将棋」 番組情報 地デジでは、Gガイ

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  • 竜王戦:形勢判断ボード・改案 - 将棋の神様〜0と1の世界〜

    形勢判断ボード 「形勢判断ボード」とは、第22期竜王戦の中継ブログ「竜王戦中継plus」の中に掲載されていたグラフ(下図)のことだ。 竜王戦中継plus: 78手目△4四銀上の局面 自宅解説棋士の見解 via kwout 中継スタッフの方々の、中継をより良くしていこうという姿勢が感じられて、素晴らしい。 ここで、形勢判断ボードを見ていて、こうした方がもっと良くなるんじゃないだろうか、という改案があるので、紹介してみたい。 ポイント1:「攻撃力」「守備力」「駒の損得」の3要素とする 形勢判断ボードでは、はじめの図に示したとおり、形勢の判断を「駒の損得」「駒の働き」「玉の堅さ」の3要素に集約し、さらにそれらをまとめて「総合」として表記している。 だが、例えば69手目(第1図)の形勢判断ボードは下記のように表記されている。 竜王戦中継plus: 69手目▲1五歩の局面 自宅解説棋士の見解 via

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  • Twitterに大槻将棋ボット登場、そして文殊ボットへ - 将棋の神様〜0と1の世界〜

    大槻将棋 GPS将棋ボット、ボナンザボットに続き、Twitterに「大槻将棋 (otsuki_shogi)」ボットが登場した。「大槻将棋」は、今年行われた第19回世界コンピュータ将棋選手権において、GPS将棋(優勝)に次ぐ準優勝を果たしたコンピュータ将棋だ。 参考URL 大槻将棋のページ 第19回世界コンピュータ将棋選手権: 詰将棋メモ TwitterGPS将棋ボット登場 Twitterにボナンザボット登場 これでTwitter上に、GPS将棋(優勝)、大槻将棋(準優勝)、Bonanza(5位)の3つのコンピュータ将棋(ちなみに3位は後述、4位はKCC将棋)のボットが登場したことになる*1。 これは結構重要な意味を持つ。そう、「3人寄れば文殊の知恵」である。 3ボット寄れば文殊ボットの登場 「文殊」とは、上述の選手権で3位に入ったコンピュータ将棋だ。そのシステムはユニークで、「複数の異な

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  • 新人王戦:広瀬章人五段、優勝 - 将棋の神様〜0と1の世界〜

    第2局・ひねり飛車で快勝 既報の通り、昨日行われた新人王戦三番勝負第2局で、広瀬章人五段が中村太地四段に勝利。対戦成績を2−0とし、優勝した。 「新人王戦中継サイト」 「第40期新人王戦決勝三番勝負 広瀬五段、2連勝で優勝 - MSN産経ニュース」 第1局は、先手・中村四段の居飛車穴熊VS後手・広瀬五段の四間飛車穴熊。非常に見ごたえのある将棋だったが、四間飛車ということでブログではスルーした。 そして第2局、先手番を持った広瀬五段は、意表のひねり飛車戦法を採用。もっとも、5手目の▲2五歩に対し、中村四段が△8八角成と一手損角換わり志向で進めていたら全然別の将棋となっていただろう(一手損角換わりか、角交換型振り飛車か)。 2009/10/15追記 広瀬五段のブログで、新人王戦第2局と対局後の様子が取り上げられているのでご紹介しておく。 今回は先後があらかじめ決まっていたので、居飛車で行く予

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  • 第17期銀河戦:小倉久史七段、ノーマル三間飛車のみで健闘 - 将棋の神様〜0と1の世界〜

    小倉七段、ベスト8の活躍 2009/06/07のエントリー「銀河戦:小倉久史七段が三間飛車を駆使し決勝トーナメント進出」で、第17期銀河戦にて活躍する小倉久史七段を取り上げさせていただいた。 あれから4ヶ月、すでに優勝者も決まっている(「銀河戦 阿久津七段が初優勝 - MSN産経ニュース」など参照)のだが、今更ながら小倉七段の活躍を簡単に振り返っておこう。結論から言ってしまえば、ベスト8に輝く見事な活躍だった。 すべてノーマル三間飛車で貫き通す 上述のエントリー後、戦トーナメントの行方尚史八段戦ではやはりノーマル三間飛車VS居飛車穴熊の戦いに。結果は行方八段の勝ちだったが、小倉七段はすでに連勝記録で決勝トーナメント進出を決めていた。 そして決勝トーナメント1回戦、相手は阿部隆八段。小倉七段のいつも通りのノーマル三間飛車に対し、阿部八段は今や懐かしい急戦を用いる(第1図)。戦トーナメント

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  • ケータイで竜王戦中継が見られるサービス開始、他 - 将棋の神様〜0と1の世界〜

    携帯サイト「竜王戦△将棋道場」 ケータイ(携帯電話)で竜王戦中継が見られるようになる携帯サイトがオープンするとのこと。 「竜王戦」を携帯でリアルタイム中継するのは今回が初めてです。フラッシュの技術を使った中継ページでは、数字キーを使った簡単な操作で、初手から最新の局面までの流れを追うことができます。 竜王戦、初の携帯リアルタイム中継を実現:MarkeZine(マーケジン) なるほど、今まではケータイで竜王戦(他のタイトル戦もかな)をリアルタイム中継したことはなかったのか。それも知らなかった。 興味のある方はご加入あれ。いずれ他の棋戦中継までサービス拡充されていくだろう。 iPhoneでリアルタイム中継を見られる「Kifu for iPhone」 なお、iPhoneには「Kifu for iPhone」というアプリがあり、無料でネット中継されているKIF形式の棋譜を、このアプリでそのままリア

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  • LEGOマインドストームで詰将棋を解きたい - 将棋の神様〜0と1の世界〜

    LEGOマインドストームで数独を解く LEGOマインドストームで作ったロボットが数独を解く動画がこちら。 わざわざ1マスずつスキャンしていく細かい動きがすごい。性能の良いカメラで、引きの映像を撮影して一発でスキャンする方法のほうが断然速いだろうが、LEGOマインドストームにそういうカメラは用意されていない、ということなのだろうか。 解答を自力で書き込んでいく様も見事。 詰将棋や詰め碁も実現させたい 当然、詰将棋や詰め碁でも可能だろう。詰め碁の場合は、盤面上に丸+数字で解答手順通りに書き込んでいくことにすれば、数独以上に見栄えする映像となりそうだ。詰将棋の場合は、盤面の外に解答手順を書き込む感じだろうか。・・・あまり面白くない。 タイトルの通り、願望を示したまでで、実現できたわけではありません。何よりLEGOマインドストームを触ったことがない。ただしもちろん、代替のシステムを用いることも可能

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  • Twitterにボナンザボット登場 - 将棋の神様〜0と1の世界〜

    GPS将棋につづき、ボナンザも 「ボナンザロボット」(人型ロボットが想起される)ではありません。「ボナンザボット」です。念のため。 2009/07/24に「TwitterGPS将棋ボット登場」というエントリーを書かせていただいた。すると今度はボナンザ*1のボット*2も登場した模様だ。 Bonanza (Bonanza_shogi) on Twitter しばらくは、開発者の保木邦仁氏がボット開発に関わっているのかわからなかったのだが、GPS将棋開発者・kaneko氏のブログ「shogi programming journal」の中の2009/09/16のエントリー「Bonanza_shogi 登場」にhoki氏とkaneko氏のコメントが載っているので、間違いないようだ(ちなみにこのコメントがとても面白い)。 投稿数が多いボナンザ ざっとボナンザボットのポストを見てみただけで、読みのフォ

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  • NHK杯:谷川流石田流、不発 - 将棋の神様〜0と1の世界〜

    第59回NHK杯、▲谷川浩司九段VS△糸谷哲郎五段 2009/09/20に行われたNHK杯、▲谷川九段VS△糸谷五段戦。結果は糸谷五段の勝ちだった。初手合での勝利。 この序盤戦について、少し補足させていただく。 谷川流 初手から、▲7六歩△3四歩▲6六歩△6二銀▲7八飛(第1図)と進み、以下先手・谷川九段は石田流に組み換えた。 ▲7六歩△3四歩に対する3手目▲6六歩が珍しく、谷川九段に限らず居飛車党は大半が▲2六歩だろう。以下角換わり系の将棋か横歩取り、相手が振り飛車党ならば対抗形となる。 ただ実は、採用数は少ないものの、谷川九段はこの3手目▲6六歩以下の構想を明確に1つのオプションとして用いている。すなわち、初手▲7六歩△3四歩▲6六歩以下、 △8四歩には▲6八銀から矢倉 △3二飛(または△3三角)には相振り飛車 △6二銀には三間飛車から石田流 という構想だ。先日当ブログでとりあげた*1

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  • 「勝又教授のこれならわかる!最新戦法講義」副題一覧 - 将棋の神様〜0と1の世界〜

    「最新戦法講義」2008年4月号〜2009年1月号 副題一覧 当ブログを定期的にご覧になっている方ならばご存知の通り、当ブログでは性質上、「将棋世界」に連載されていた「勝又教授のこれならわかる!最新戦法講義」(講師:勝又清和六段)を参考文献としたり引用したりすることがときどきある。しかし、どこに載っていたかすぐには思い付かず、過去の将棋世界をあさることが何度かあった。 そこで、副題一覧を覚え書きとして載せておくことにする。皆さんのご参考にもなれば幸いだ。なお、2006年1月号〜10月号に連載された分(後に「最新戦法の話」としてまとめられた)は省き、2008年4月号〜2009年1月号に連載された分のみとしている。 2008年4月号:最新講義スペシャル[前編] 2008年5月号:最新講義スペシャル[後編] 2008年6月号:(1)プロの流!腰掛け銀の巻 2008年7月号:(2)一手損角換わり

  • 将棋鑑賞の手引き2009・秋(1)「先崎 学のすぐわかる現代将棋」 - 将棋の神様〜0と1の世界〜

    読書の秋、欲の秋、将棋鑑賞の秋 最近、梅田望夫氏の著書「シリコンバレーから将棋を観る -羽生善治と現代」の効果か、将棋に(再び)興味を持った社会人の方々が増えているのかもしれない。それは氏のブログ「My Life Between Silicon Valley and Japan」の5月頃のエントリーを見ても感じられる。シリコンバレーから将棋を観る -羽生善治と現代梅田望夫 中央公論新社 2009-04-24 売り上げランキング : 52286 おすすめ平均 昔、将棋が好きだった人に読んでほしい1冊 ビジョナリー「ハブ」の時代 興味深いが。。 Amazonで詳しく見る by G-Tools今更将棋を強くなろうとしてもなかなか難しいので、その興味はまずは総じてタイトル戦などの観戦に向かうだろう。そのため、将棋を観戦するための優れた鑑賞の手引きが必要となってくる。 将棋界もそれを十分察している

  • 三間飛車+藤井システム=久保システム? - 将棋の神様〜0と1の世界〜

    NHK杯・佐藤天彦五段VS久保利明棋王戦 8月30日に放送された、NHK将棋トーナメント・佐藤天彦五段VS久保利明棋王戦。 先手・佐藤五段の3手目▲6八玉(久保棋王のゴキゲン中飛車封じ)にも少し驚いたが、なによりその後に後手・久保棋王の見せた構想がかなり衝撃的だった。それが第1図。 そう、居玉のまま堂々と△7四歩〜△6四歩と突いていったのだ。左銀は△4三銀型であり、△5三銀型をとる「中田功XP」(「島ノート 振り飛車編」参照)のような対居飛車穴熊強襲構想とも異なる。 四間飛車ならば、いわゆる「藤井システム」的な布陣であり見慣れているのだが、三間飛車でこの6・7筋の突っ張りは相当珍しい。四間飛車ならば、△4五歩から△4六歩を見せて揺さぶりをかけることができるが、三間飛車にはそれがない。(居飛車から見て)左辺から反発されたら、もろにその左辺で戦うしかない。 もちろんそれに見合うメリットがない

    三間飛車+藤井システム=久保システム? - 将棋の神様〜0と1の世界〜
    shogi-to-world
    shogi-to-world 2009/09/02
    「あらかじめ3筋に振っておくと、▲居飛車から急戦で来られても一手受けが早くなっています。また先手が十分に警戒して穴熊に組もうとすると△6二飛と回られます。これは藤井システム△4三銀型と同じ動きです」
  • 奨励会:三間飛車党・永瀬拓矢三段、四段へ昇段 - 将棋の神様〜0と1の世界〜

    最終日を前に昇段者確定 既報の通り、最終日の18回戦・19回戦2局を行う前に、2名の昇級者が決定した。三段リーグを勝ち抜くには、実力もさることながら精神面や運の影響も大きいといわれているが、今期は結果的に見ればこの2人が抜けていた。 将棋のプロ棋士を養成する第45回「奨励会三段リーグ」が20日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、阿部健治郎三段(20)が12勝4敗、永瀬拓矢三段(16)が13勝4敗とし、最終日(9月12日)を待たずに、ともにプロとなる四段への昇段を決めた。四段昇段は10月1日付。  阿部は山形県酒田市出身、西村一義九段門下で、得意戦法は居飛車。永瀬は横浜市出身、安恵照剛八段門下で、得意戦法は三間飛車。 今回奨励会昇段者を取り上げたのは、もちろん「三間飛車党」永瀬拓矢三段に注目しているためだ。 なお「四段昇段は10月1日付」とのことなので、文では「三段」と表記することにする。

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  • 西日本新聞社がTwitterを開始、第50期王位戦第4局を中継 - 将棋の神様〜0と1の世界〜

    第50期王位戦第4局、▲木村一基八段VS△深浦康市王位 すでに2週間前のことだが、8月4・5日に王位戦七番勝負第4局が行われた。既報の通り、深浦王位が土俵際で踏ん張り、対戦成績を1勝3敗とした。 戦型は相矢倉で、先手・木村八段の森下システムだったが、中盤でぽっきり折れてしまい後手・深浦王位の圧勝だった。 将棋の内容にはここでは触れない。注目するところは、そのインターネット中継だ。 力の入っている西日新聞社 この第4局は長崎県佐世保市で行われ、インターネット中継は西日新聞社が運営していたようだ。この中継の力の入れようがなかなかのものだった。一方で、第1局から第3局までのサイトは第4局に劣る。URLとともに紹介しよう。 「第50期王位戦」 第1局中継サイト。URLは「http://www.chunichi.co.jp/igo-shogi/50oui/」。中日新聞社運営のサイトのようだ。 「

    西日本新聞社がTwitterを開始、第50期王位戦第4局を中継 - 将棋の神様〜0と1の世界〜
  • 「柿木将棋 for iPhone」動画レビュー - 将棋の神様〜0と1の世界〜

    iPhone 3GS」を購入 私事だが、先月iPhoneを購入した。 あれ?と思われた方がもしかしたらいらっしゃるかもしれない。そう、2009/07/05のエントリー「大画面タッチパネル液晶ガジェットを床に敷いて将棋を指したい」などで、「Android*1アプリ開発中」と私は述べている。そこで、一応AndroidでなくiPhoneを購入した理由についてエントリーの最後に書いておくことにする。 「柿木将棋 for iPhone」を購入 iPhoneを購入後、早速「柿木将棋 for iPhone(Kakinoki Shogi for iPhone)」を購入した。 まず、対コンピュータ戦におけるコンピュータの棋力について簡単に解説しておこう。 基的に人間らしい自然な手を指してくる。敗勢になるとたまに水平線効果*2による手が現れるが、十分許容範囲内といえる。将棋倶楽部24における私のレーティ

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  • 「西の王子」山崎隆之七段、王座戦挑戦者に - 将棋の神様〜0と1の世界〜

    第57期王座戦挑戦者決定戦にて中川七段に勝利 当に長かった。山崎隆之七段が、ついに7大タイトル戦の舞台に登場する。 2009/07/27に行われた中川大輔七段との挑戦者決定戦に勝利し、王座戦挑戦者となったのだ。 棋譜と詳しい解説は、王座戦のサイトを参照あれ。 「将棋王座戦中継サイト」 「西の王子」 山崎七段は数多くの奔放で面白いエピソードを持った、花のある棋士だ。下記のWikipediaを読めば、そんなエピソードを垣間見ることができる。 渡辺明とはライバルとされ、東の渡辺、西の山崎と言われたこともあった(東の魔王、西の王子とも)。 上記ページで取り上げられていないエピソードで、私の印象に未だに強く残っているのは、2003年8月に行われた第16期竜王戦決勝トーナメントでの谷川浩司王位(当時)との一戦だ(第3図)。 山崎五段(当時)は、直前の22連勝とあわせ23勝1敗という絶好調の状態で谷川

    「西の王子」山崎隆之七段、王座戦挑戦者に - 将棋の神様〜0と1の世界〜
    shogi-to-world
    shogi-to-world 2009/07/30
    「『山崎物語』はこれから始まるのか」