認知症の方は、直前の記憶が失われることで、食事をした直後でも「食事はまだか」「まだ食べていない」と言い、家族が困っていることがあります。そんなとき「何を言っているの! たった今食べたじゃないの!!」と叱りつける介護者を時々みかけます。しかし、本人は「本当に覚えていない」のだから仕方がありません。それは記憶障害という「脳の障害」の症状のひとつです。 「足の障害」がある人に「歩けないこと」を叱っていることと同じです。本人を叱りつけることは、自尊心を傷つけて自信を失わせてしまうこともあります。その結果、自宅に引きこもってしまい、社会とのかかわりがなくなることで、さらに認知機能が低下するという悪循環を引き起こしかねません。 10年ほど前のことですが、長期療養型の認知症専門病院で仕事をしていたとき、朝食直後に病棟にいると「栄養士さん、食事はまだ?」と聞かれることがよくありました。最初は「あら、さきほ
歴代で2番目の若さとなる、18歳5日でフル代表デビューを果たしたわずか5日後の今月14日に、世界一のビッグクラブ、レアル・マドリード(スペイン)への完全移籍を電撃的に発表。日本のファンやサポーターだけでなく世界中を仰天させた久保建英は、南米ブラジルで開催中のコパ・アメリカでも各国のメディアから熱い視線を注がれている。森保ジャパンでデビューした時は無所属状態となっていた舞台裏や、下部組織時代を過ごした古巣FCバルセロナの宿命のライバルを新天地に選んだ理由を、FC東京時代に久保が残してきた語録などを基に探った。(ノンフィクションライター 藤江直人) ● 「18歳の誕生日まで」に こだわってFC東京と契約していた Jリーガーと所属クラブとの契約は、例えば単年契約ならば2月1日から翌年の1月31日まで、となる形がほとんどを占める。春に幕を開け、J1ならば12月の第1土曜日で閉幕するシーズンに合わせ
<本棚>カビが発生すると害虫を呼び寄せ、深刻なアレルギーも まず、本棚をチェックすると、ホコリ1g当たり300匹のチャタテムシ(写真)が。コナヒョウヒダニも333匹検出しました。「どちらもアレルギーの原因になり、見逃せません」と、川上さん。 さらに、寝室の本棚から本を取り出してみると「うっすらホコリがつき、カビの兆候が。本のカビは、ぜんそくを引き起こす『チャタテムシ』を呼ぶ危険が」と川上さんからの警告が。「家族の寝室なので、本棚を別の部屋に移さなきゃ」とHさんは慌てます。 【退治法】 本についた茶色いシミはカビが原因なので、虫がいないかすぐチェックを。虫が発生した本は、外に出してハケなどで十分払います。その後一日陰干ししてからしまってください。 【予防法】 本棚にしまった本は、上部にホコリがたまりやすいので、ブラシ式のノズルをつけた掃除機でしっかり吸い取ります。本棚自体もこまめに掃除する習
「Okazaki ‘Beautifully’ Adapted To The Premier League」(プレミアリーグに美しく順応したオカザキ) 【動画】“奇跡の優勝メンバー”岡崎慎司が笑顔で地元レスターサポーターと別れ 5月20日、こんなタイトルの記事がレスターの公式サイトに掲載された。私がリチャード・メロー広報官の取材に応じたものだ。10日に今季最後となる監督定例会見に出席した際にインタビューを受けた。天気の悪い英国では珍しく雲一つない五月晴れの日で、ちょうど3年前、レスターのプレミアリーグ優勝が決まった直後の定例会見も、こんな晴天の日だったことを思い出した。この2日前の8日、日本代表FW岡崎慎司の今季限りでの退団がレスター公式サイトで発表されていた。 この4年でメロー広報官とは、「リッチー」「マサ」と呼び合う仲になっていた。レスターと同じ青のユニフォームを基調とした“ブルーズ”で
「神奈川御三家」と称される超進学校・栄光学園中学高等学校に、「イモニイ」こと井本陽久というカリスマ数学教師がいる。 【写真】イモニイの授業の写真を見る(全4枚) 東大合格者数では全国トップレベルの超進学校に在籍してはいるが、イモニイのチャームポイントは、大学受験指導にあるのではない。「21世紀のグローバル人材を育成する」なんてお題目はこれっぽっちも掲げていない。「イケメンすぎる数学教師」という評判も、残念ながら聞かない。 それでもイモニイの授業には、全国の教員やカリスマ塾講師が「一目見たい」と見学に訪れる。そして一様に感動して帰っていく。授業を受ける生徒たちの躍動感が違うのだ。まるで魔法だ。 イモニイは宿題を出さない。市販の問題集をやらせたりということもしない。それでも教え子には、数学オリンピックや数学甲子園の上位入賞者や世界で認められた思考センス育成アプリの開発者などがぞろぞろいる。 私
FC東京MF久保建英。今季、明治安田生命J1リーグで目の覚めるようなプレーを披露している。Goal(世界全37エディション)では毎年「NXGN世界で最も優れた10代50人」という企画を行っており、久保が2年連続でランクインした。日本人選手としては初の選出となる。この日本が誇る逸材の本質を探るべく、話を聞いた。前編はサッカー小僧だったころから、いま、J1の舞台で戦うことについて。【聞き手:川端暁彦】 【動画】FC東京MF久保建英、2019シーズンのプレー集 ――今日は久保建英という選手の「ここまで」と「これから」の両方を語ってもらえればと思っています。まずはサッカーを始めたきっかけを教えてください。 子どもの頃は、とりあえずサッカー漬けでした。もう物心ついたときにはボールを蹴っていて、いつ蹴り始めたのかとか、そういう記憶もない感じです。みんな大体そんなふうに想像してくれるかなと思うのですが、
<<「これまでの日本の教育のままでは、世界で戦えない」「AI時代に、活躍できる人材に育たない」とよく言われます。では、今後求められているのは、どのような勉強法なのでしょうか。 4月17日に『本当に頭のいい子を育てる 世界標準の勉強法』を上梓した脳科学者である茂木健一郎先生に聞きました。>> ※本記事は、PHP新書『本当に頭のいい子を育てる 世界標準の勉強法』(茂木健一郎著)の内容を抜粋・編集したものです 「記憶力や知識量」を問う日本の偏差値重視の教育は、時代遅れであることは否めません。AIに仕事が代替されるこれからの時代には、「思考力・判断力・表現力」が必要になってきます。 これらは地頭の良さが問われるもの。この地頭を良くするのが、教育改革期の今、注目されている「探究学習」であると、僕は近著『本当に頭のいい子を育てる 世界標準の勉強法』(PHP新書)にて紹介しています。 探究学習とは、「能
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