さまざまなプロフェッショナルの考え方・つくられ方を、その人の本棚、読書遍歴、本に対する考え方などからひもといていくインタビュー。第4回のゲストは、Googleに買収されたことで一躍有名になった、ヒト型ロボットベンチャーSCHAFTの共同創業者兼元CFO、加藤崇さんです。SCHAFTに参画する前は、企業再生のプロとして、成城石井や牛角といった小売・外食グループの再建担当役員も務めた加藤さん。大の本読みでもあり、小説からビジネス書まで、さまざまなタイトルをおすすめしてくださいました。 ――加藤さんは昔から本好きだったのでしょうか。 加藤崇(以下、加藤) 僕、ちゃんと本を読みだしたのって高校生からなんです。そのとき夢中になって読んでいたのが、庄司薫さんの本です。日比谷高校3年生の「庄司薫くん」を主人公とした『赤頭巾ちゃん気をつけて』。そこから、『白鳥の歌なんか聞こえない』『さよなら快傑黒頭巾』『