横浜市中央図書館の移動図書館「はまかぜ号」は2日、みなとみらい地区(同市西区)で貸し出しサービスを始めた。 市で唯一の移動図書館である同号はバスを改造して約3500冊を所蔵。これまで住宅地や図書館から遠い地区など20カ所に定期的に立ち寄っていたが、みなとみらいのようなビジネス街は初めて。経済書などのビジネスコーナーも新設した。 近くの企業に勤務する加納正俊さん(54)は「残業があると図書館へ行けないので助かる。今後も昼休みに利用したい」と喜んで本を手に取っていた。 同号の運営を担当する中央図書館職員、山内正伸さん(47)は「みなとみらいの憩いの場になればうれしい」と話した。 みなとみらいでの貸し出しは隔週金曜日の午前11時40分~午後0時50分(雨天中止の場合あり)。同図書館のカードで6冊まで無料で借りられ、返却や予約した本を受け取れる。市内在住か在勤、在学で身分証明書があればカード作成が