北「めぐみさん97年に火葬」、火葬場建設は99年 【ソウル=中村勇一郎】横田めぐみさんの遺体を1997年に火葬したとして、北朝鮮が今月5日、訪朝した日本人記者団に公開した平壌市内の火葬場について、複数の北朝鮮脱出住民(脱北者)が「実際には99年に建設された」と証言していることがわかった。 17日発売の韓国の月刊誌「月刊朝鮮」8月号が報じた。 めぐみさんの夫とされる韓国人拉致被害者、金英男(キム・ヨンナム)さん(44)は6日、日本人記者団を対象とした平壌での記者会見で、「めぐみさんは94年4月に死亡し、97年春ごろに火葬した」と説明。 これに対し、韓国在住の複数の脱北者が同誌に「火葬場があったオボンサンには、飢餓による死者の遺体が多数土葬されていたため、金正日(キム・ジョンイル)総書記が99年に建設を指示した」と語った。 めぐみさんが自殺したとされる医療施設「49号予防院」も、「金英男さん