高知市で2015年、警察官に自転車で衝突し、死亡させたとして、重過失致死罪に問われた少年(19)の判決が高知地裁であり、山田裕文裁判長は禁錮3年保護観察付き執行猶予5年を言い渡した。少年は傷害致死罪などに問われていたが、8月4日の裁判員裁判の判決当日に地裁が検察側に訴因変更を打診。地検が応じて期日が延期されたうえ、裁判員裁判の対象外になったため、裁判官だけで審理をやり直した。 26日付の判決によると、少年は15年8月14日夜、高知市内の歩道を無灯火の自転車で走り、制止しようとした高知南署の男性警部(当時25)に衝突。転倒させて意識不明の重体とさせ、10月に死亡させた。求刑は禁錮2年以上4年以下の不定期刑だった。 少年は、パトカーに停止を求められたが加速して逃走し、警察官ら数人が前方の歩道にいるのに気づいたが、時速約45キロで疾走したとして、12月に傷害致死と公務執行妨害の非行内容で高知家裁