カウンター当番の時は 当然だけど持ち場を離れてはいけない。 でもカウンターは「この本どこにあるの?」と 1番聞かれる場所だ。 場所を説明するのが苦手な私。 一緒に行けたらこんなにアタフタ苦しい思いを しなくてすむのに… 「土器の本が読みたい。」 歴史だったらこっちで、図録だったらあっちです。 「クワガタ虫の飼い方が知りたい。」 あっちとこっちと 児童書でよかったら二階です。 それぞれ散って行く利用者。 カウンター業務をしながらも あの説明で目当ての本は見つかったのだろうか?と 不安になり、 「土器の人戻ってこないね〜」 「クワガタいたかな?」とカウンターで囁きあう。 手が空いた時に改めて検索する。 うーん、大型本は別置きだから見つからないのかも… 良さそうな本があるけど書庫だったか… カウンターの時間が終わり、 ダッシュで利用者を探す。 目当ての本を見つけて座って読んでいる人もいれば、 遭