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万有製薬は、2型糖尿病治療薬「ジャヌビア錠」(一般名:シタグリプチンリン酸塩水和物)が薬価基準収載されたことを受け、12月11日に発売した。ジャヌビアは、日本で初めて承認された「DPP-4阻害薬」で、国内では10年ぶりの新しい作用機序をもつ経口2型糖尿病治療薬となる。 シタグリプチンが注目されているのは、日本で初めて承認された「インクレチン関連薬」だから。「インクレチン」は、消化管から分泌される、インスリン分泌を促すホルモン。 栄養素が消化管にとりこまれると、インクレチンである「GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)」などが、小腸上部や小腸下部から分泌され、膵β細胞に作用しインスリンが分泌される。しかし、インクレチンは血中などに多くある酵素「DPP-4(ジペプチジルペプチダーゼ-4)」によってすぐに分解されてしまう。 DPP-4の活性の働きを阻害すれば、インクレチンの働きでインスリン分泌が
日本糖尿病学会(門脇孝理事長)は11月1日、東京都内で開催したシンポジウムで、糖尿病の新しい診断基準の策定についての中間発表を公表した。現在の診断で使っている血糖値に、過去1、2ヵ月の平均血糖値をあらわす指標であるHbA1c値を加える見通しを示した。 現在の糖尿病の診断は、空腹時血糖値(FPG)、経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)、随時血糖値により行っている。これに、過去1、2ヵ月の平均血糖値を反映するHbA1c値を導入することで、より確実な診断を目指す。 FPGやOGTTは短期的な血糖値をみるもので、採血前に絶食を必要とするなど患者の負担が少なくない。また、食後2時間血糖値は変化しやすく、食事や運動、治療法などの影響を受けやすく、得られた検査値の判定が難しい場合がある。HbA1cであれば、1人の患者での検査値のばらつきが少なく、検査直前の生活習慣の影響も少ないというメリットがある 新基準案
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