たった今、世界最強棋士である韓国のイ・セドル九段とGoogleの人工知能「AlphaGo(アルファ碁)」の初戦が終わりました。結果はアルファ碁の勝ち。 下馬評では圧倒的に李世ドル有利とされていたので、この結果に衝撃が。また、囲碁ファンは落胆を隠せないようです。 LIVE:https://www.youtube.com/watch?v=vFr3K2DORc8
アメリカのIT企業、グーグルの研究グループが最新の人工知能を使った囲碁のコンピューターソフトを開発し、人間のプロ棋士に勝利したと発表しました。囲碁でコンピューターが人間のプロに勝つのは初めてです。 囲碁は、将棋やチェスと比べて打てる手の数が桁違いに多いことから計算が複雑で、コンピューターが人間のプロの実力に追いつくにはこの先、10年以上かかるとされてきました。 論文によりますとグループが開発した囲碁ソフト「AlphaGo」には膨大な可能性を計算して打ち手を探す従来の方法に加え、「ディープラーニング」と呼ばれるコンピューターがみずから学習する最新の技術が使われているということです。 そのうえで、碁石の位置データに基づいた戦況の見極めと、次に打つ手の選択を2種類の別々の人工知能を組み合わせて計算することで、より強い手を見つけ出す能力が格段に高まったということです。 グループによりますと、中国出
ドリームゲート事務局では毎月多数のベンチャーを取材していますが、最近「人工知能」というキーワードが頻繁に出てくるようになりました。しかし、日本のビジネス界隈ではあまりなじみのない人工知能。漫画やアニメの中だけ、あるいは研究者の世界だけの話と思ってないでしょうか。 しかし、欧米では人工知能を積極的にビジネスに活用する動きがあります。日本はこの分野で20年以上遅れていると指摘する専門家もいます。しかし、ITビジネスの世界においては、これから10年は人工知能がメインストリームになると言われています。 そこで今回は日本ではまだまだ少ない人工知能ベンチャーや研究者・技術者の方からヒアリングした内容をもとに、ベンチャーや中小企業にとっても大きなビジネスチャンスとなりえる「人工知能」について解説したいと思います。 人工知能が急に騒がれだした理由 人工知能の研究の歴史は意外と古く、1940年代に人間の脳を
鳥肌が立った。人間は本当にこの方向に進んでいくべきなのかと、人工知能の研究ではじめて戸惑いを感じた。 人工知能を使ったゲーム大会「第1回人狼知能大会」があると教えてもらって見に行ったのだ。パシフィコ横浜で開催の開発者イベント「CEDEC 2015」で27日に開催されたものだ。大会は大人気で、観客の長い行列ができていた。 人工知能に会話ゲーム「人狼」をプレイさせ、勝者を決める。人工知能が将棋を指す「電王戦」のようなもので、まずは人工知能の中でゲームの優勝者を決める。 人狼というのは「スパイ探しゲーム」だ。 プレイヤーにあたる「村人」たちの中には、夜ごと人をとって食う「人狼」が数人ひそんでいる。村人たちはテーブルを囲み、人狼が誰なのかを推理して村から追放する(処刑する)。人狼は誰が人狼なのか知っていて、自分は人狼ではないと嘘をつく。村人側には人狼かどうかを見抜く「占い師」など特殊能力を持ってい
人工知能。何十年も前からある言葉だ。国家プロジェクトとして研究されていた時期もあった。それでも完成しなかった。やはり人間の脳は複雑で、それをコンピューターで真似することなど不可能かもしれない。 人工知能。何十年も前からある言葉だ。国家プロジェクトとして研究されていた時期もあった。それでも完成しなかった。やはり人間の脳は複雑で、それをコンピューターで真似することなど不可能かもしれない。 「ところがブレークスルーが起こったんです」と東京大学の松尾豊准教授は熱く語る。 ▶2012年。人工知能研究に火がついた 2012年。人工知能の精度を競う国際的な大会で、カナダのトロント大学がぶっち切りの勝利を収めた。それも1つの大会だけではなく、3つ続けてだ。 「優勝したのは、画像認識、化合物の活性予測、音声認識など3つのコンペティション。まったく異なる領域にも関わらず、今までその分野を専門的に研究していた人
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