【ジュネーブ=藤田剛】欧州合同原子核研究機関(CERN)は4日、物の質量(重さ)の起源とされる「ヒッグス粒子」とみられる新しい粒子を発見したと発表した。2つの国際チームによる大型加速器を使った探索実験で、新粒子が99.9999%以上の確率で存在するとの結果を得た。年内にもヒッグス粒子と最終的に確認される公算が大きく、成功すればノーベル賞級の発見となる。CERNのホイヤー所長は同日、「ヒッグス粒
宇宙の成り立ちに欠かせないものとして、半世紀近く前にその存在が予言されながら見つかっていなかった「ヒッグス粒子」という素粒子について、日米欧などの国際的なグループが日本時間の4日午後、最新の研究結果を発表します。 発見に向けた有力な手がかりが得られたとみられ、世界中の注目が集まっています。 ヒッグス粒子を巡っては、4年前から、日本やアメリカ、ヨーロッパなど世界各国のおよそ6000人の研究者でつくるグループが、スイスのジュネーブ郊外にある1周27キロの巨大な「加速器」という実験装置を使って、その存在を探ってきました。 実験では、2つの陽子を光と同じくらいの速さまで加速して正面衝突させ、その際に生まれる無数の粒子を調べる手法でヒッグス粒子を探してきました。 研究グループは、去年12月には「ヒッグス粒子が存在する可能性が高まった」という発表をしていましたが、その後、これまでに発見に向けた有力な手
レストランチェーンのサイゼリヤが6月上旬、BNPパリバ証券など同証券グループ3社を相手取り、計168億円の損害賠償請求訴訟を東京地裁に起こしたことがわかった。2007年と08年に結んだデリバティブ(金融派生商品)取引の契約で損が出たという。 訴状やサイゼリヤによると、ハンバーグやソースをオーストラリアの子会社から輸入する際に為替変動で損が出るのを防ぐため、07、08年に、BNPパリバ証券などとデリバティブ取引の契約を結んだ。それぞれ1豪ドル=78円、1豪ドル=69.9円で豪州ドルを買うことになっていて、いずれも当時の相場より約1〜2割、安く豪ドルが買えた。 しかし、為替相場が契約より円高豪ドル安に振れると、豪ドルの購入価格が加速度的に高くなっていく仕組みだったため、その後の円高豪ドル安で大きな損を被ったという。サイゼリヤは09年8月期決算で二つの契約の解約金として153億円の損失を出し
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