「ほげほげのプログラムが書ける」と言った場合、プログラミング言語そのものを理解しているというよりは、何かやりたいことがあって、それをプログラムとして書き起こせる、ということを意味する場合が多い。プログラミング言語の構文をいかに習得しようとも、プログラムが書けないことは多々ある。 少しでもプログラミング言語を勉強した者ならば実感しているだろうが、プログラミング言語そのものにはわずか数十のkeywordしか出てこない。せいぜい、1時間か2時間勉強すれば覚えられるはずだ。だけど、それだけでプログラムが書けるようになるわけではない。一体、何が足りないのだろうか? これにはいろんな要因があるのだが、まず「データ構造とアルゴリズム」に対する理解が不十分だということが挙げられる。 私はN.ヴィルト先生の『アルゴリズム+データ構造=プログラム』で勉強したが、この本は、いまや入手困難だ。その後、この本をベー
僕はバイオインフォマティクスという生物と情報の融合分野で研究を行っています。東大の理学部情報科学科にいた頃は同僚のマニアックな知識に驚かされたものですが、そのような計算機専門の世界から一歩外に出ると、それが非常に希有な環境だったことに気が付きました。外の世界では、メモリとディスクの違いから、オートマトン、計算量の概念など、コンピューターサイエンスの基礎知識はあまり知られていませんでした。コンピューターサイエンスを学び始めたばかりの生物系の人と話をしているうちに、僕が学部時代に受けた教育のうち、彼らに欠けている知識についても具体的にわかるようになってきました。 バイオインフォマティクスに限らず、今後コンピュータを専門としていない人がコンピューターサイエンスについて学ぶ機会はますます多くなると思われます。そこで、これからコンピューターサイエンスを学ぼうとする人の手助けとなるように、基礎となる参
2011年11月08日10:22 カテゴリ 自分の周りに居る凄腕プログラマーが実際に読んでいる本 こんにちわ、VOYAGE GROUPでエンジニアをしている伊織といいます。 RubyKaigi2010/2011でスタッフをさせて貰ったりしています。 他にも渋谷rbランチなどに顔を出させて貰っています。 弊社の先輩エンジニアは勿論の事、RubyKaigiのスタッフをやらせてもらったりShibuyarblunchやLispコミュニティでうろちょろしているお陰で僕の周りには凄いプログラマーが沢山います。そこで、周りの凄腕プログラマーが実際に読んで「良かった」と言っていた技術書を幾つか挙げてみたいと思います。自分で手を動かしてやった本は僕の感想も添えます。 計算機プログラムの構造と解釈 クチコミを見る 有名な魔術師本。MITで長年教科書として使われてきた本です。今はPythonなので違う筈。今やっ
2015年1月10日にジュンク堂池袋店で開催された「このコンピュータ書がすごい!2015新春座談会 -2014年に出たコンピュータ書ならこれを読め!-」に行ってきましたのでレポートをつらつらと書いていきますね。 最初に言っておきますが、怖ろしい文量というか、紹介書籍量なので時間のあるときにでもゆっくり読んでもらうことをお薦めします。 このイベントは、日本Rubyの会代表でありプレゼンの高橋メソッドでお馴染みの高橋征義さんのマシンガントークでコンピュータ関連書籍をひたすら紹介するというもの。19時30分にスタートして、終了したのは21時45分。ジュンク堂の担当者さんが「時間、超ヤバイ!!」という泣きカンペを出すぐらい、濃密なイベントでした。 【追記】技術評論社さんの公式チャネルに動画が上がってました。 2014年すごいコンピュータ書総合ランキング 1位 リーダブルコード 2位 インフラ/ネッ
開発の複雑度が増すほど、コンピュータサイエンスが重要に 「端的にいえば、コンピュータサイエンスは物理法則であり、原理・理論。ソフトウェア工学は決まりや規律、プラクティスと呼ばれているものだ」 萩原氏はまず、コンピュータサイエンスとソフトウェア工学の違いや、両者の役割について説明。コンピュータサイエンスの要素としては、アルゴリズム、リソースやスケジュール管理、クラウドの分散処理などでも重要なCAP定理(FLP〔Fischer/Lynch/Paterson〕定理)、プロトコル設計などが挙げられる。一方、ソフトウェア工学には、見積もりや要求開発、概念モデリング、ALM(Application Lifecycle Management)、プロジェクト管理などがある。そして、両者に共通する部分がプログラミングだ。 それぞれの構成要素を見ても、日本はソフトウェア工学に偏っているのがわかる。たとえば、大
「大学では皆JavaやVisual Basicは勉強してくる。しかし,そんなものはすぐに陳腐化する。一番基本的で大事なのは情報工学やコンピュータ・サイエンスのような,製品に依存しない普遍的な基礎知識だ」(日本ユニシスの馬場正存総合教育部長)。日立ソフトウェアエンジニアリング(日立ソフト)の中村輝雄インターネットビジネス推進部長も同意見だ。「約20年の経験を振り返ってみれば,今の自分があるのはコンピュータ・サイエンスをきちんと勉強したおかげ。今の若い人はオートマトンやコンパイラ,OSなどコンピュータの基礎を勉強していないのではないか」。 ITエンジニアにとって,最も重要なコアスキルの一つが,コンピュータの基礎知識であることは,多くのベテラン・エンジニアに共通する意見だ。具体的には,コンピュータ・アーキテクチャ,ネットワークやデータベースの仕組み,情報システムに関する様々な理論などである(図2
コンピュータサイエンスの勉強法について、情熱を持って取り組まれている方々にお話を伺ってきました。 ひげぽん (http://d.hatena.ne.jp/higepon/) omo (http://steps.dodgson.org/) 天才プログラマA氏 ---- 最近はどんな本を読んでいますか? ひげぽん: Aさんに薦められた "Domain-Driven Design" (DDD) (ASIN:0321125215) という本と、"Programming Pearls" (ASIN:0201657880)」ですね。 ---- DDDを薦めた理由は? A: コーディングに関する新しい本ってあんまり無かったので、最近あまりコーディングに関する本をひげぽん氏が読んでない気がして。あとは、割と良い本なので、みんな読んでおいた方がいい「必読系の本かな」と思っているところがあって。 ---- 読
「三年予測」は、さまざまな分野で活躍する「トップリーダー」へのインタビューを紹介します。「トップリーダー」の考える未来や、エンジニアへのメッセージを発信します。
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